ダイカツニシキ（1985年生、母ヒダカソング）

ダイカツニシキ（1985年4月3日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のラツキーソブリン（当時11歳）と交配したヒダカソングが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）辻牧場。戦績は、中央平地35戦3勝2着6回、地方6戦0勝。主な勝ち鞍は1989年の4歳以上400万下。

経歴

デビュー前

福島勝厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1988年）

1月31日、デビュー戦は田島裕和騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（京都ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は474kg。10頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に終わった。

2月14日、中1週で迎えた2戦目は、4歳新馬（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田島裕和騎手（1戦0勝）。7頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいいところがなく4着に終わった。

3月13日、中3週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（中京ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で田島裕和騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

3月27日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（中京芝1200m 晴/不良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は4戦連続で田島裕和騎手（3戦0勝）。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、エイシンナカヨシにアタマ差交わされて2着に惜敗した。

4月16日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で田島裕和騎手（4戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ハードルーラーに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

5月7日、中2週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で田島裕和騎手（5戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して2番手で通過。直線では速い脚を持続できず、5着に終わった。

6月12日、中4週で迎えた7戦目は、安田富男騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（札幌ダート1200m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

6月26日、中1週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（札幌ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で安田富男騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、ソラリスに交わされて3馬身半差の2着に敗北した。

7月10日、中1週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（札幌ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で安田富男騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい5着に敗れた。

7月30日、中2週で迎えた10戦目は、4歳未勝利（札幌ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で安田富男騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は勢いを失って11着に敗れた。

9月4日、中4週で迎えた11戦目は、4歳未勝利（小倉芝1200m 雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は田島裕和騎手（6戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

9月17日、中1週で迎えた12戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田島裕和騎手（7戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力のある伸びを見せたが、勝ったロングユーホーにねじ伏せられてハナ差の2着に惜敗した。

10月8日、中2週で迎えた13戦目は、安達昭夫騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったミスターアスカに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

10月23日、中1週で迎えた14戦目は、4歳未勝利（福島ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安達昭夫騎手（1戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のように疾駆したが、勝ったレッドアーレスを半馬身捉え切れず2着に敗北した。

11月6日、中1週で迎えた15戦目は、4歳未勝利（福島ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で安達昭夫騎手（2戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。端を奪い、緩やかなペースで一団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のサンユーバトラーに1馬身3/4の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

4歳（1989年）

4月8日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から18kg減らして迎えた16戦目は、西浦勝一騎手を鞍上に迎えて、5歳以上400万下（阪神ダート1200m 曇/不良）に出走。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は脚勢が鈍り15着に敗れた。

4月29日、中2週で迎えた17戦目は、5歳以上400万下（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は田島裕和騎手（8戦0勝）。20頭立ての16番人気で18番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着を確保した。

5月13日、中1週で迎えた18戦目は、5歳以上400万下（京都芝1600m 外回り曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で田島裕和騎手（9戦0勝）。18頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ伸び切れず9着に敗れた。

5月28日、中1週で迎えた19戦目は、5歳以上400万下（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は西浦勝一騎手（1戦0勝）。18頭立ての9番人気で大外18番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい10着に敗れた。

6月11日、中1週で迎えた20戦目は、5歳以上400万下（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西浦勝一騎手（2戦0勝）。17頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走し、5着を確保した。

6月17日、連闘で迎えた21戦目は、5歳以上400万下（中京芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で西浦勝一騎手（3戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のパリスシードに2馬身半の差をつけて2勝目を挙げた。

7月16日、中3週で迎えた22戦目は、4歳以上400万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で西浦勝一騎手（4戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のマヤノカオリをクビ差振り切って3勝目を収める

8月26日、中5週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた23戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の耶馬渓特別（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で西浦勝一騎手（5戦2勝）。13頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず最後はアイビーサイクロンと並んで9着同着となった。

9月10日、中1週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた24戦目は、4歳以上900万下（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で西浦勝一騎手（6戦2勝）。14頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり8着に敗れた。

10月1日、中2週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた25戦目は、4歳以上900万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は田島裕和騎手（10戦0勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず5着に敗れた。

10月15日、中1週で迎えた26戦目は、4歳以上900万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は西浦勝一騎手（7戦2勝）。14頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい8着に終わった。

10月22日、連闘で迎えた27戦目は、4歳以上900万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は田島裕和騎手（11戦0勝）。16頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではいいところがなく13着に終わった。

11月18日、中3週で迎えた28戦目は、小池隆生騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって14着に終わった。

12月10日、中2週で迎えた29戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の伊吹山特別（中京芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は田島裕和騎手（12戦0勝）。16頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は減速してしまい12着に終わった。

5歳（1990年）

7月15日、約7か月の休養明けで迎えた30戦目は、村本善之騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の雲仙特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず10着に終わった。

8月4日、中2週で迎えた31戦目は、4歳以上900万下のサマーステークス（小倉芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村本善之騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に終わった。

8月25日、中2週で迎えた32戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の耶馬渓特別（小倉芝1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。17頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では脚が上がってしまい16着に終わった。

9月9日、中1週で迎えた33戦目は、4歳以上900万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は田島裕和騎手（13戦0勝）。18頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が上がってしまい15着に終わった。

9月16日、連闘で迎えた34戦目は、4歳以上900万下（中京ダート1000m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で田島裕和騎手（14戦0勝）。14頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く13着に終わった。

9月30日、中1週で迎えた35戦目は、4歳以上900万下（中京ダート1000m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で田島裕和騎手（15戦0勝）。12頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では切れる脚を使えず12着に終わった。

11月16日、中6週で迎えた36戦目は、斉藤敏騎手を鞍上に迎えて、カトレア特別（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。7着に終わった。

12月21日、中4週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた37戦目は、忘年特別（船橋ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で斉藤敏騎手（1戦0勝）。6頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。3着に敗れた。

6歳（1991年）

1月14日、中2週で迎えた38戦目は、佐藤正人騎手を鞍上に迎えて、初春特別（浦和ダート1900m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。9着に敗れた。

1月29日、中1週で迎えた39戦目は、むつき特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤正人騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。8着に敗れた。

2月18日、中2週で迎えた40戦目は、早春特別（船橋ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤正人騎手（2戦0勝）。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。9着に終わった。

3月7日、中1週で迎えた41戦目は、アイリス特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤正人騎手（3戦0勝）。10頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。9着に終わった。