トップシンフォニー（1997年生、母アイドルローマン）

トップシンフォニー（1997年4月20日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のホリスキー（当時18歳）と交配したアイドルローマンが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は佐々木恵一。戦績は、中央平地10戦0勝2着1回、地方20戦9勝2着1回。主な勝ち鞍は2001年の菊水特別(一般B3二)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、佐々木栄一から「北海道8月市場サラブレッド2歳」に上場されたが主取りとなった。

嶋田潤厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1999年）

10月9日、デビュー戦は村田一誠騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。馬体重は446kg。12頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、スローペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい11着に終わった。

10月30日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、M.ロバーツ騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（東京ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はガス欠状態になり14着に終わった。

11月20日、中2週で迎えた3戦目は、嶋田高宏騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/稍重）に出走。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

3歳（2000年）

5月27日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた4戦目は、4歳未勝利（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で嶋田高宏騎手（1戦0勝）。17頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではいいところがなく15着に敗れた。

6月19日、中2週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で嶋田高宏騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚が止まってしまい9着に終わった。

7月2日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で嶋田高宏騎手（3戦0勝）。14頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に敗れた。

7月22日、中2週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（福島芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で嶋田高宏騎手（4戦0勝）。14頭立ての12番人気で大外14番ゲートからスタート。端に立ち、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではシャープな伸び脚で猛進したが、グレードビーナスに交わされて2馬身半差の2着となった。

8月20日、中3週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で嶋田高宏騎手（5戦0勝）。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず15着に敗れた。

9月16日、中3週で迎えた9戦目は、山本康志騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山ダート1000m 曇/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では脚を伸ばせず9着に敗れた。

10月8日、中2週で迎えた10戦目は、4歳未勝利（福島芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本康志騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で大外13番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず13着に終わった。

12月9日、中8週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた11戦目は、井上悦児騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のイッスンボウシに7馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

12月19日、中0週で迎えた12戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で井上悦児騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のレインボーシャトルに5馬身の差をつけて2勝目を手に入れた。

12月31日、中1週で迎えた13戦目は、ミレニアム特設（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で井上悦児騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のオーエムエンペラーに7馬身の差をつけて3勝目を掴み取った。

4歳（2001年）

2月4日、中4週で迎えた14戦目は、3歳以上C1（佐賀ダート1400m 小雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で井上悦児騎手（3戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

2月19日、中1週で迎えた15戦目は、有馬澄男騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るオリオンザアモンを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて優勝

3月9日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で有馬澄男騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のコンゴウキングオーを半馬身振り切って5勝目をマークした。

3月26日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上C1（佐賀ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は井上悦児騎手（4戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のコンゴウキングオーに1馬身半の差をつけて6勝目を奪取した。

4月21日、中3週で迎えた18戦目は、九千部賞（佐賀ダート1750m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で井上悦児騎手（5戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

5月5日、中1週で迎えた19戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、九千部賞（佐賀ダート1750m 曇/稍重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したフラッシュボンドを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

6月17日、中5週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた20戦目は、岩城方元騎手を鞍上に迎えて、一般C1三四（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。4着に終わった。

7月5日、中2週で迎えた21戦目は、一般C1三（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩城方元騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。6着に敗れた。

7月21日、中1週で迎えた22戦目は、森下博騎手を鞍上に迎えて、一般C1六七（大井ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず5着に敗れた。

8月8日、中2週で迎えた23戦目は、一般C1四五（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で森下博騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚が止まってしまい7着に敗れた。

8月31日、中2週で迎えた24戦目は、一般C1三（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で森下博騎手（2戦0勝）。14頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。最後は、2着のセトノサンデーに5馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

9月17日、中1週で迎えた25戦目は、おみなえし特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で森下博騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のスーパーニイガタに1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

10月3日、中1週で迎えた26戦目は、菊水特別（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で森下博騎手（4戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のリュウゼンスキーに2馬身半の差をつけて9勝目を挙げた。

10月25日、中2週で迎えた27戦目は、ハンデ戦の湘南平特別（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で森下博騎手（5戦3勝）。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。11着に敗れた。

11月12日、中2週で迎えた28戦目は、ハンデ戦の秋暁特別（川崎ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は7戦連続で森下博騎手（6戦3勝）。14頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。3着に入った。

11月28日、中1週で迎えた29戦目は、ハンデ戦の材木座特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は岩城方元騎手（2戦0勝）。14頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。7着に敗れた。

12月30日、中4週で迎えた30戦目は、ハンデ戦の歳末特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は森下博騎手（7戦3勝）。14頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。9着に敗れた。