プルミエールマルク（2000年生、母ニホンピロビッキー）

プルミエールマルク（2000年4月17日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「極上の（仏語）」。毛色は鹿毛。種牡馬のアサティス（当時15歳）と交配したニホンピロビッキーが19歳のときに産んだ12番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）フジワラ・ファーム。戦績は、中央平地27戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2004年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

ユニオンオーナーズクラブにて総額1,470万円（7.35万×200口）で一口馬主が募集された。

小野幸治厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2003年）

6月22日、デビュー戦は河北通騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1200m 小雨/良）に出走。馬体重は458kg。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、勝ったキーエンジェルに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

7月6日、中1週で迎えた2戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（函館ダート1000m 晴/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れ味光る末脚を披露したが、3着に終わった。

7月19日、中1週で迎えた3戦目は、長谷川浩大騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（函館ダート1000m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では豪脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のタイポップに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

4歳（2004年）

3月6日、約7か月半の休養明けで迎えた4戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は河北通騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では決め手が足りず、5着に終わった。

3月28日、中2週で迎えた5戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で河北通騎手（2戦0勝）。13頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

4月17日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の須賀川特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で河北通騎手（3戦0勝）。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。最後は力尽きて16着に敗れた。

5月16日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、野元昭嘉騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟ダート1200m 雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く12着に敗れた。

9月25日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走からさらに16kg増やして迎えた8戦目は、本田優騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/重）に出走。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天資の闘争心でゴールまで力戦し、3着を確保した。

10月2日、連闘で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で本田優騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のリュウハヤテに2馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

11月7日、中4週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は河北通騎手（4戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚がパッとせず8着に敗れた。

12月5日、中3週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で河北通騎手（5戦0勝）。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では余力が残っておらず11着に敗れた。

12月26日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で河北通騎手（6戦0勝）。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は力尽きて11着に終わった。

5歳（2005年）

1月23日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた13戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で河北通騎手（7戦0勝）。14頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に終わった。

2月13日、中2週で迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で河北通騎手（8戦0勝）。15頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が衰えて9着に終わった。

3月12日、中3週で迎えた15戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で河北通騎手（9戦0勝）。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着を確保した。

10月1日、約7か月の休み明けで迎えた16戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は本田優騎手（2戦1勝）。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

10月23日、中2週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は河北通騎手（10戦0勝）。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず12着に終わった。

11月6日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた18戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（京都ダート1200m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で河北通騎手（11戦0勝）。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。主導権を握り、リードを2馬身以上キープして、息の入らないペースで一団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず9着に終わった。

12月4日、中3週で迎えた19戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1700m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で河北通騎手（12戦0勝）。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい14着に終わった。

6歳（2006年）

5月13日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた20戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 小雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で河北通騎手（13戦0勝）。16頭立ての16番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバタバタになってしまい10着に終わった。

6月25日、中5週で迎えた21戦目は、船曳文士騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1200m 雨/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後はバテてしまい15着に終わった。

7月8日、中1週で迎えた22戦目は、飯田祐史騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着を確保した。

7月29日、中2週で迎えた23戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で飯田祐史騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のピースプロテクターに2馬身の差をつけて久しぶりに白星を挙げた。

8月19日、中2週で迎えた24戦目は、3歳以上1000万下の大濠特別（小倉ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で飯田祐史騎手（2戦1勝）。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚が振るわず12着に敗れた。

9月10日、中2週で迎えた25戦目は、3歳以上1000万下の千種特別（中京ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で飯田祐史騎手（3戦1勝）。16頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後はガス欠状態になり15着に終わった。

9月24日、中1週で迎えた26戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下の秋分特別（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で飯田祐史騎手（4戦1勝）。16頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、リードを2馬身以上保って、緩いペースで一団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて10着に終わった。

10月14日、中2週で迎えた27戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で飯田祐史騎手（5戦1勝）。13頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が鈍り13着に終わった。