トーアミッシェル（2004年生、母ショウナンハイネ）

トーアミッシェル（2004年4月6日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋世界遺産モンサンミッシェルより連想」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のフジキセキ（当時12歳）と交配したショウナンハイネが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道虻田郡豊浦町、生産者は（有）トーア牧場。戦績は、中央平地7戦0勝、地方3戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は2008年の4歳以上C7四。

経歴

デビュー前

小島茂之厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2007年）

3月17日、デビュー戦は藤岡佑介騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は440kg。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず12着に終わった。

5月26日、中9週で迎えた2戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/不良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では切れ味抜群の末脚を繰り出し、4着に入り込んだ。

6月16日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で田中博康騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で大外13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

6月24日、連闘で迎えた4戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で田中博康騎手（2戦0勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

7月7日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（函館芝1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は4戦連続で田中博康騎手（3戦0勝）。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では伸びを欠き14着に敗れた。

8月4日、中3週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（函館ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。競走中止となった。

9月17日、中5週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は田中博康騎手（4戦0勝）。13頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい11着に終わった。

11月22日、中8週で迎えた8戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C7四（園田ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で猛追したが、勝ったアースオーシャンに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

12月31日、中5週で迎えた9戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上D1一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったバブルスプリングスに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

4歳（2008年）

1月23日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上C7四（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るニシネサンデーズを上がり2位タイの末脚で3/4馬身差し切って待望の初白星を挙げた。