ジェイラー（2013年生、母チェアユーアップ）

ジェイラー（2013年5月14日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「看守」。毛色は栗毛。種牡馬のマツリダゴッホ（当時10歳）と交配したチェアユーアップが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は岡田スタッド。戦績は、中央平地23戦2勝、中央障害2戦0勝。主な勝ち鞍は2017年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

菊川正達厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2015年）

10月31日、デビュー戦は江田照男騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1400m 曇/良）に出走。馬体重は434kg。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に敗れた。

11月23日、中2週で迎えた2戦目は、T.ベリー騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1300m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい15着に敗れた。

3歳（2016年）

2月20日、約3か月の間隔を開けて迎えた3戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1200m 雨/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

3月6日、中1週で迎えた4戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 小雨/良）に出走。17頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のレイホーロマンスを3/4馬身振り切って未勝利勝ちを決めた。

4月30日、中7週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた5戦目は、3歳500万下のゆきつばき賞（新潟芝1200m 小雨/良）に出走。鞍上は黛弘人騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

5月14日、中1週で迎えた6戦目は、3歳500万下のはやぶさ賞（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で黛弘人騎手（2戦0勝）。16頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。7着に終わった。

4歳（2017年）

2月12日、約9か月の休み明けで迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で黛弘人騎手（3戦0勝）。18頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では最後まで息が続かず14着に敗れた。

2月25日、中1週で迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で黛弘人騎手（4戦0勝）。18頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ伸び切れず10着に終わった。

3月4日、連闘で迎えた9戦目は、中谷雄太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の八代特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。17頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。最後はタレてしまい15着に終わった。

5月20日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から16kg増やして迎えた10戦目は、4歳以上500万下の湯沢特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（1戦1勝）。16頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい13着に終わった。

6月3日、中1週で迎えた11戦目は、菊沢一樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京芝1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。17頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では生得の持続力で渋太く粘り続けて、最後は2着のシュピールカルテを半馬身振り切って2勝目を手にした。

6月17日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上1000万下の相模湖特別（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢一樹騎手（1戦1勝）。11頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい11着に終わった。

7月30日、中5週で迎えた13戦目は、3歳以上1000万下の道新スポーツ賞（札幌芝1500m 曇/良）に出走。鞍上は黛弘人騎手（5戦0勝）。11頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて11着に終わった。

8月12日、中1週で迎えた14戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のSTV賞（札幌芝1500m 小雨/重）に出走。14頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず8着に終わった。

8月26日、中1週で迎えた15戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の2017ワールドオールスタージョッキーズ第1戦（札幌芝1200m 曇/良）に出走。14頭立ての8番人気で大外14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着を確保した。

10月15日、中6週で迎えた16戦目は、3歳以上1000万下の神奈川新聞杯（東京芝1400m 雨/重）に出走。鞍上は江田照男騎手（1戦0勝）。18頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では脚が残っておらず13着に終わった。

10月28日、中1週で迎えた17戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の国立特別（東京芝1400m 雨/良）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバテてしまい14着に終わった。

11月11日、中1週で迎えた18戦目は、3歳以上1000万下の三鷹特別（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（1戦0勝）。15頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。前に出て、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり13着に終わった。

12月10日、中3週で迎えた19戦目は、3歳以上1000万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（2戦1勝）。16頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚勢が鈍り13着に終わった。

5歳（2018年）

2月10日、中8週で迎えた20戦目は、4歳以上1000万下の帆柱山特別（小倉芝1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（3戦1勝）。18頭立ての17番人気で大外18番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、18番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には届かず9着に終わった。

3月4日、中2週で迎えた21戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下の太宰府特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丹内祐次騎手（4戦1勝）。14頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。最後はタレてしまい14着に終わった。

4月22日、中6週で迎えた22戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の福島中央テレビ杯（福島芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が衰えて14着に終わった。

5月5日、中1週で迎えた23戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では鋭い脚を使えず9着に終わった。

9月2日、約4か月の休み明けで迎えた24戦目は、山本康志騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/稍重）に出走。14頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。11着に終わった。

10月20日、中6週で迎えた25戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山本康志騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。11着に終わった。