トップカイザー（1997年生、母トップジュノー）

トップカイザー（1997年4月18日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のアジュディケーティング（当時10歳）と交配したトップジュノーが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道伊達市、生産者は（有）習志野牧場。戦績は、地方15戦4勝2着1回。2000年の羽田盃(地方重賞)で3着に入った他、1999年のサマーチャレンジ2で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

田中正二厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（1999年）

4月29日、デビュー戦は井上俊彦騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は512kg。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。最後は、2着のワイビースペクターに9馬身の差をつけて初白星を挙げた。

7月1日、中8週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、坂下秀樹騎手を鞍上に迎えて、3歳（旭川ダート1000m 曇/重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。3着に終わった。

7月21日、中2週で迎えた3戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのサマーチャレンジ2（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。3着に終わった。

11月26日、約4か月半の休み明けで迎えた4戦目は、鷹見浩騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のミムラサキ特別（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るセイクムテキオーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて久方ぶりの実戦を制した。

12月28日、中4週で迎えた5戦目は、2歳戦のカトレア特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鷹見浩騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったシャコーダイヤに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

3歳（2000年）

1月11日、中1週で迎えた6戦目は、4歳（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で鷹見浩騎手（2戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のトップシェイビアンに7馬身の差をつけて3勝目をマークした。

2月1日、中2週で迎えた7戦目は、3歳地方重賞の京浜盃（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で鷹見浩騎手（3戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ形となり、超スローペースで馬群を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は失速してしまい12着に敗れた。

2月29日、中3週で迎えた8戦目は、3歳オープンの’00雲取賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で鷹見浩騎手（4戦2勝）。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい8着に敗れた。

4月11日、中5週で迎えた9戦目は、3歳地方重賞の羽田盃（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で鷹見浩騎手（5戦2勝）。15頭立ての11番人気で大外15番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

5月10日、中3週で迎えた10戦目は、3歳地方重賞の東京王冠賞（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で鷹見浩騎手（6戦2勝）。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり9着に敗れた。

11月4日、約6か月の休養明けで迎えた11戦目は、ハンデ戦のラストトゥインクル賞（大井ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で鷹見浩騎手（7戦2勝）。14頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に敗れた。

12月9日、中4週で迎えた12戦目は、ターコイズ賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で鷹見浩騎手（8戦2勝）。13頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るスピーディドゥをクビ差だけ差し切って4勝目を挙げた。

4歳（2001年）

1月15日、中4週で迎えた13戦目は、ブルージルコン賞（大井ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で鷹見浩騎手（9戦3勝）。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に敗れた。

2月2日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた14戦目は、品川宿賞（大井ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は11戦連続で鷹見浩騎手（10戦3勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場なく7着に敗れた。

2月14日、中1週で迎えた15戦目は、ハンデ戦の’01ベイサイドカップ（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で鷹見浩騎手（11戦3勝）。14頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚を失くしてしまい9着に終わった。