マーゴットリリー（2019年生、母ヴァナディース）

マーゴットリリー（2019年3月21日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名(人名より)+ユリ」。毛色は鹿毛。種牡馬のラブリーデイ（当時9歳）と交配したヴァナディースが12歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道虻田郡洞爺湖町、生産者はレイクヴィラファーム。主な勝ち鞍は2022年の襟裳岬賞(一般C4-3)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、レイクヴィラファームから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、前田良平によって440万円で落札された。

高橋義忠厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2021年）

10月30日、デビュー戦は鮫島克駿騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は452kg。15頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず14着に敗れた。

12月26日、中7週で迎えた2戦目は、難波剛健騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。最後は一杯になって11着に終わった。

3歳（2022年）

2月12日、中6週で迎えた3戦目は、角田大和騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に終わった。

4月10日、中7週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では末脚に勢いがなく16着に終わった。

5月2日、中2週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた5戦目は、中島龍也騎手を鞍上に迎えて、3歳B4（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

5月9日、連闘で馬体重を前走から6kg絞って迎えた6戦目は、米倉知騎手を鞍上に迎えて、3歳B4（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず4着に敗れた。

5月17日、連闘で迎えた7戦目は、3歳B（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で米倉知騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、勝ったハルノトゥーリに詰め切れず、8馬身差の2着となった。

5月24日、連闘で迎えた8戦目は、田知弘久騎手を鞍上に迎えて、3歳B2（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

6月7日、中1週で迎えた9戦目は、柴田勇真騎手を鞍上に迎えて、3歳B2（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切り、で集団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が悪くなり9着に敗れた。

6月19日、中1週で迎えた10戦目は、3歳戦の風ちゃんねる#つーちゃん早く戻ってこい杯特編（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田勇真騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ伸び切れず10着に終わった。

8月3日、中5週で迎えた11戦目は、中越琉世騎手を鞍上に迎えて、平取和牛導入60周年記念賞（門別ダート1000m 曇/重）に出走。7頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって4着に終わった。

8月18日、中1週で迎えた12戦目は、石川倭騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-3（門別ダート1000m 雨/重）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず10着に敗れた。

9月1日、中1週で迎えた13戦目は、若杉朝飛騎手を鞍上に迎えて、襟裳岬賞（門別ダート1000m 晴/重）に出走。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のスマイルマーヤに2馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

9月14日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、デュランタ特別（門別ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で若杉朝飛騎手（1戦1勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立ち、でレースを引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

9月29日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた15戦目は、落合玄太騎手を鞍上に迎えて、ワレモコウ特別（門別ダート1000m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のユキゲシズクに2馬身半の差をつけて2勝目を収める

10月20日、中2週で迎えた16戦目は、井上俊彦騎手を鞍上に迎えて、ルドベキア特別（門別ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は垂れてしまい12着に敗れた。

11月3日、中1週で迎えた17戦目は、亀井洋司騎手を鞍上に迎えて、来年のJBCは大井と共に特別（門別ダート1000m 曇/重）に出走。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを進める。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい7着に敗れた。

12月12日、中5週で迎えた18戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のクリンゲル賞（川崎ダート900m 晴/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、サラサワンに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

4歳（2023年）

1月1日、中2週で迎えた19戦目は、増田充宏騎手を鞍上に迎えて、初詣賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。端を奪い、少々速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のフェデフルールに2馬身の差をつけて優勝

1月31日、中3週で迎えた20戦目は、桜井光輔騎手を鞍上に迎えて、初雷賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は勢いを失って11着に敗れた。

3月1日、中3週で迎えた21戦目は、鳴雷賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で桜井光輔騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。端に立つ形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後はバテてしまい12着に終わった。

7月3日、約4か月の休み明けで迎えた22戦目は、トビウオ賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で桜井光輔騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。端を取り切り、かなりのハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて12着に敗れた。

7月29日、中3週で迎えた23戦目は、一般C3三四（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で桜井光輔騎手（3戦0勝）。11頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず11着に終わった。

8月21日、中2週で迎えた24戦目は、クロカジキ賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は増田充宏騎手（1戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。端を奪う形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は垂れてしまい6着に敗れた。