ウインクセレネ（1995年生、母リンネスプレンティ）

ウインクセレネ（1995年2月19日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のダンシングブレーヴ（当時12歳）と交配したリンネスプレンティが15歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）見上牧場。戦績は、中央平地12戦1勝2着4回。主な勝ち鞍は1998年の4歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

作田誠二厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1998年）

3月28日、デビュー戦は細江純子騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（中京芝1200m 晴/稍重）に50kgの軽斤量で出走。馬体重は444kg。18頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず8着に終わった。

4月18日、中2週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（中京芝1200m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で細江純子騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったスリーキングバッグに詰め切れず、3馬身半差の2着となった。

5月10日、中2週で迎えた3戦目は、宝来城多郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では物凄い伸び脚で驀進したが、伸びてきたタルミズスコール決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

8月30日、約3か月半の休み明けで迎えた4戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（札幌ダート1700m 小雨/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。8頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが劣勢になり4着に敗れた。

9月12日、中1週で迎えた5戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では伸びが甘くなり、4着に終わった。

10月4日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は宝来城多郎騎手（1戦0勝）。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では別次元の末脚を弾けさせてあっさりと抜け出し、最後は2着のダイワフレンドリーに3馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

10月10日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、4歳以上500万下の喜多方特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で宝来城多郎騎手（2戦1勝）。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走したが、5着に終わった。

10月31日、中2週で馬体重を前走から16kg戻して迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の相馬特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で宝来城多郎騎手（3戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず7着に敗れた。

11月29日、中3週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた9戦目は、4歳以上500万下（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で宝来城多郎騎手（4戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、勝ったグラミーアワードにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

12月19日、中2週で迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で宝来城多郎騎手（5戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、逃げるヤマタケポロンを差し切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

4歳（1999年）

4月11日、約4か月の休み明けで迎えた11戦目は、5歳以上500万下（中京芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で宝来城多郎騎手（6戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

8月22日、約4か月半の休養明けで迎えた12戦目は、青木芳之騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下のまりも特別（札幌芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ伸び切れず8着に終わった。