テイエムアドニス（1993年生、母ミナガワシルビア）

テイエムアドニス（1993年6月12日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のアサヒエンペラー（当時10歳）と交配したミナガワシルビアが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）三嶋牧場。戦績は、中央平地18戦0勝2着1回、地方27戦2勝2着4回。主な勝ち鞍は1997年の一般B3。

経歴

デビュー前

仲住芳雄厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1995年）

12月2日、デビュー戦は安田富男騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は476kg。15頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は力尽きて14着に終わった。

12月17日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安田富男騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く14着に終わった。

3歳（1996年）

1月15日、中3週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（東京ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で安田富男騎手（2戦0勝）。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は減速してしまい10着に終わった。

2月11日、中3週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で安田富男騎手（3戦0勝）。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では圧巻の末脚を発揮し、5着に入り込んだ。

3月2日、中2週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（中山ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で安田富男騎手（4戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、5着に終わった。

3月31日、中3週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で安田富男騎手（5戦0勝）。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を披露し、最後はブランドランジュと並んで3着同着となった。

4月20日、中2週で迎えた7戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京芝1800m 雨/重）に出走。17頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり14着に敗れた。

5月11日、中2週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では切れ味光る末脚を繰り出し、3着に入った。

6月9日、中3週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（東京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（2戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では決め手が足りず9着に敗れた。

6月23日、中1週で迎えた10戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田善臣騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

7月13日、中2週で迎えた11戦目は、4歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で柴田善臣騎手（4戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、抜け出したタケデンボンドにクビ差届かず2着に甘んじた。

8月4日、中2週で迎えた12戦目は、4歳未勝利（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で柴田善臣騎手（5戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

9月29日、中7週で迎えた13戦目は、藤原英幸騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず4着に敗れた。

10月12日、中1週で迎えた14戦目は、4歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤原英幸騎手（1戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

11月10日、中3週で迎えた15戦目は、4歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で藤原英幸騎手（2戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではキレのある末脚を繰り出したが、3着に終わった。

11月23日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤原英幸騎手（3戦0勝）。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。最後はバテてしまい15着に終わった。

12月7日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で藤原英幸騎手（4戦0勝）。15頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では脚が残っておらず12着に終わった。

4歳（1997年）

5月17日、約5か月半の休み明けで迎えた18戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下の松浜特別（新潟芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。13頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に終わった。

7月24日、中9週で迎えた19戦目は、早川順一騎手を鞍上に迎えて、一般B3（宇都宮ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったカヌマスキャンから6馬身差の2着に敗北した。

8月9日、中1週で迎えた20戦目は、立秋特別（宇都宮ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で早川順一騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。4着に敗れた。

10月18日、中9週で迎えた21戦目は、多気山特別（宇都宮ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で早川順一騎手（2戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。6着に敗れた。

11月1日、中1週で迎えた22戦目は、花梨特別（宇都宮ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で早川順一騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。8着に敗れた。

11月18日、中1週で迎えた23戦目は、一般B3（宇都宮ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で早川順一騎手（4戦0勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。最後は、2着のケージーホマレに3馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

12月1日、中1週で迎えた24戦目は、ひいらぎ特別（宇都宮ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で早川順一騎手（5戦1勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月15日、中1週で迎えた25戦目は、高橋和宏騎手を鞍上に迎えて、行道山特別（足利ダート1700m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月27日、中1週で迎えた26戦目は、寒椿特別（宇都宮ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は早川順一騎手（6戦1勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。最後は、勝ったイチヨシアモンからアタマ差の2着に惜敗した。

5歳（1998年）

1月19日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた27戦目は、ハヤブサ特別（足利ダート1700m 晴/不良）に出走。鞍上は高橋和宏騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。3着に終わった。

2月4日、中1週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた28戦目は、立春特別（宇都宮ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は早川順一騎手（7戦1勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。8着に敗れた。

2月18日、中1週で迎えた29戦目は、一般B2（宇都宮ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は高橋和宏騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。8着に敗れた。

2月26日、連闘で迎えた30戦目は、おうし座特別（足利ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は早川順一騎手（8戦1勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったイブキノキャプテンから4馬身差の2着となった。

3月15日、中1週で迎えた31戦目は、ヒヤシンス特別（宇都宮ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で早川順一騎手（9戦1勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。8着に敗れた。

4月5日、中2週で迎えた32戦目は、ハルジオン特別（宇都宮ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で早川順一騎手（10戦1勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。3着に終わった。

4月19日、中1週で迎えた33戦目は、大木義一騎手を鞍上に迎えて、ダイヤ特別（宇都宮ダート1900m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。3着を確保した。

5月3日、中1週で迎えた34戦目は、八重桜特別（宇都宮ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で大木義一騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。7着に終わった。

5月17日、中1週で迎えた35戦目は、内田利雄騎手を鞍上に迎えて、リーディングジョッキー賞典（宇都宮ダート1500m 曇/不良）に出走。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。9着に終わった。

5月29日、中1週で迎えた36戦目は、春りんどう特別（足利ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は大木義一騎手（2戦0勝）。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。5着に終わった。

6月23日、中3週で迎えた37戦目は、小俣川特別（足利ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で大木義一騎手（3戦0勝）。8頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。5着に終わった。

7月11日、中2週で迎えた38戦目は、はくちょう座特別（宇都宮ダート1900m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で大木義一騎手（4戦0勝）。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。5着に敗れた。

7月27日、中1週で迎えた39戦目は、ヒルガオ特別（宇都宮ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で大木義一騎手（5戦0勝）。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったウメノヴィガラスから4馬身差の2着となった。

8月30日、中4週で迎えた40戦目は、ウチョウラン特別（足利ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で大木義一騎手（6戦0勝）。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。4着に終わった。

9月26日、中3週で迎えた41戦目は、蛯名民男騎手を鞍上に迎えて、うぐいす特別（足利ダート1700m 雨/不良）に出走。8頭立ての7番人気で大外8番ゲートからスタート。3着を確保した。

10月23日、中3週で迎えた42戦目は、羽黒山特別（宇都宮ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は大木義一騎手（7戦0勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。7着に終わった。

6歳（1999年）

1月17日、約3か月の間隔を開けて迎えた43戦目は、ハヤブサ特別（足利ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大木義一騎手（8戦0勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。最後は、2着のナポレオンナポリに3/4馬身の差をつけて2勝目を収める

2月3日、中1週で迎えた44戦目は、立春特別（宇都宮ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で大木義一騎手（9戦1勝）。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。9着に終わった。

5月2日、約3か月の間隔を開けて迎えた45戦目は、すずらん特別（宇都宮ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大木義一騎手（10戦1勝）。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。8着に終わった。