ボストンエンプレス（2004年生、母ボストンヒミコ）

ボストンエンプレス（2004年5月30日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋女帝」。毛色は芦毛。種牡馬のボストンタイカン（当時11歳）と交配したボストンヒミコが17歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）嶋田牧場。戦績は、中央平地3戦0勝、地方15戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2007年の3歳B5。

経歴

デビュー前

嶋田功厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2007年）

3月3日、デビュー戦は村田一誠騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は462kg。16頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。最後は脚色が悪くなり13着に終わった。

3月25日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山芝2000m 雨/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で村田一誠騎手（1戦0勝）。18頭立ての17番人気で17番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚を伸ばせず16着に終わった。

4月4日、中0週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、山田信大騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のナイスビット特別（船橋ダート1600m 晴/不良）に出走。12頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では目立つような脚を使えず11着に終わった。

5月13日、中5週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた4戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に出走。16頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に終わった。

5月22日、連闘で迎えた5戦目は、3歳戦のフォーチュネイトシャクヤク特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では切れる脚を使えず12着に終わった。

6月26日、中4週で迎えた6戦目は、鈴木太一騎手を鞍上に迎えて、3歳B8（金沢ダート1300m 曇/重）に出走。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

7月16日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、3歳B9（金沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木太一騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず4着に敗れた。

7月29日、中1週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた8戦目は、3歳B7（金沢ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で鈴木太一騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したスプリングガオーを捕まえ切れず、2馬身差の2着となった。

8月13日、中1週で迎えた9戦目は、3歳B7（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で鈴木太一騎手（3戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立ち、で一団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

9月9日、中3週で迎えた10戦目は、3歳B5（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で鈴木太一騎手（4戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るガンコイッテツを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

9月16日、連闘で迎えた11戦目は、牝馬限定3歳戦のイチイ賞（金沢ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で鈴木太一騎手（5戦1勝）。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず5着に終わった。

9月30日、中1週で迎えた12戦目は、3歳B5（金沢ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で鈴木太一騎手（6戦1勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには絡めず8着に敗れた。

10月14日、中1週で迎えた13戦目は、3歳B5（金沢ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で鈴木太一騎手（7戦1勝）。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではいいところがなく8着に終わった。

10月29日、中1週で迎えた14戦目は、スピカ特別（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は9戦連続で鈴木太一騎手（8戦1勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず8着に敗れた。

4歳（2008年）

8月18日、約10か月の休養明けで迎えた15戦目は、一般C4-2（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で鈴木太一騎手（9戦1勝）。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず10着に終わった。

8月31日、中1週で迎えた16戦目は、一般C4-2（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で鈴木太一騎手（10戦1勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に終わった。

9月14日、中1週で迎えた17戦目は、一般C4-2（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で鈴木太一騎手（11戦1勝）。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ形となり、で馬群を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では全く伸びず8着に終わった。

9月28日、中1週で迎えた18戦目は、一般C4-2（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は13戦連続で鈴木太一騎手（12戦1勝）。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に終わった。