シバノコトエ（1995年生、母タケノシズエ）

シバノコトエ（1995年3月22日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のサンゼウス（当時7歳）と交配したタケノシズエが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は三木田牧場。戦績は、地方34戦4勝2着5回。1998年のクイーン賞(牝G3)で3着に入った他、1998年の関東オークス(牝地方重賞)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

15歳のとき、三木田牧場から「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、ディアレストクラブによって52.5万円で落札された。

宇野木数徳厩舎（浦和）へ入厩。

2歳（1997年）

6月13日、デビュー戦は松井達也騎手を鞍上に据えて、馬体重は490kg。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。最後は、2着のブライトメイスンに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

7月13日、中3週で迎えた2戦目は、3歳（浦和ダート800m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で松井達也騎手（1戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったガーデンプレイスからクビ差の2着に甘んじた。

8月5日、中2週で迎えた3戦目は、3歳（浦和ダート800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で松井達也騎手（2戦1勝）。6頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のガーデンプレイスをクビ差制して2勝目を掴み取った。

9月14日、中5週で迎えた4戦目は、鞍上は4戦連続で松井達也騎手（3戦2勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。4着に敗れた。

10月6日、中2週で迎えた5戦目は、2歳戦の秋駒特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で松井達也騎手（4戦2勝）。7頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。3着に敗れた。

12月2日、中7週で迎えた6戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のシンデレラ特別（浦和ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったレインボールビーから3馬身差の2着に敗北した。

12月10日、連闘で馬体重を前走から12kg減らして迎えた7戦目は、秋田実騎手を鞍上に迎えて、2歳地方重賞の東京3歳優駿（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。15頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。14着に終わった。

3歳（1998年）

3月2日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から7kg戻して迎えた8戦目は、3歳戦のれんげ特別（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で秋田実騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったモンスターから3馬身差の2着となった。

4月22日、中6週で迎えた9戦目は、牝馬限定3歳地方重賞の桜花賞（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で秋田実騎手（2戦0勝）。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したダイアモンドコアを捕まえ切れず、7馬身差の2着となった。

5月11日、中2週で迎えた10戦目は、牝馬限定3歳地方重賞の関東オークス（川崎ダート2100m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で秋田実騎手（3戦0勝）。14頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のハクシュウフラワーに3/4馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

6月2日、中2週で迎えた11戦目は、牝馬限定3歳地方重賞の東京プリンセス賞（大井ダート1800m 雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で秋田実騎手（4戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

8月7日、中8週で迎えた12戦目は、桑島孝春騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定のハンデ地方重賞のトゥインクルレディー賞（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びを欠き10着に敗れた。

9月9日、中4週で迎えた13戦目は、3歳ハンデ地方重賞の戸塚記念（川崎ダート2100m 晴/稍重）に出走。鞍上は秋田実騎手（5戦1勝）。14頭立ての8番人気で大外14番ゲートからスタート。14着に終わった。

9月23日、中1週で迎えた14戦目は、見沢譲治騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定G3のスパーキングレディーカップ（川崎ダート1600m 雨/重）に出走。重賞競走への出走は初となった。11頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではいいところがなく10着に終わった。

10月7日、中1週で迎えた15戦目は、3歳ハンデ地方重賞のゴールドカップ（浦和ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で見沢譲治騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に終わった。

10月21日、中1週で迎えた16戦目は、牝馬限定G3のクイーン賞（船橋ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で見沢譲治騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る恰好となり、やや遅いペースで集団を先導。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

11月19日、中3週で迎えた17戦目は、ハンデ戦の初冬特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で見沢譲治騎手（3戦0勝）。13頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。最後は、2着のコクサイスピードに1馬身半の差をつけて4勝目を手中に収めた。

12月16日、中3週で迎えた18戦目は、3歳地方重賞の東京湾カップ（船橋ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は秋田実騎手（6戦1勝）。13頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では最後まで息が続かず10着に敗れた。

12月31日、中1週で迎えた19戦目は、牝馬限定3歳地方重賞のロジータ記念（川崎ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋田実騎手（7戦1勝）。14頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。11着に敗れた。

4歳（1999年）

1月20日、中2週で迎えた20戦目は、牝馬限定G3のTCK女王盃（大井ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は桑島孝春騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は失速してしまい11着に終わった。

3月31日、中9週で迎えた21戦目は、牝馬限定のハンデ戦の弥生盃（川崎ダート2100m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で桑島孝春騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったスターシービーから1馬身半差の2着となった。

4月20日、中2週で迎えた22戦目は、森下博騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の卯月特別（浦和ダート1600m 晴/重）に出走。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。9着に敗れた。

7月1日、中9週で迎えた23戦目は、ハンデ戦の銀河特別（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は秋田実騎手（8戦1勝）。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。9着に敗れた。

7月19日、中2週で迎えた24戦目は、牝馬限定G2のエンプレス杯（川崎ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は見沢譲治騎手（4戦1勝）。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。10着に終わった。

8月10日、中2週で迎えた25戦目は、ハンデ地方重賞のTVK盃（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は秋田実騎手（9戦1勝）。8頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。8着に終わった。

9月2日、中2週で迎えた26戦目は、G3のさきたま杯（浦和ダート1400m 雨/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は森下博騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い脚を使えず11着に終わった。

9月29日、中3週で迎えた27戦目は、牝馬限定のハンデ地方重賞のエメラルドカップ（川崎ダート2100m 曇/良）に出走。鞍上は見沢譲治騎手（5戦1勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。5着に終わった。

5歳（2000年）

3月15日、約5か月半の休み明けで迎えた28戦目は、牝馬限定のハンデ戦の弥生盃（川崎ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は桑島孝春騎手（3戦0勝）。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。8着に終わった。

4月5日、中2週で迎えた29戦目は、牝馬限定G3のマリーンカップ（船橋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で桑島孝春騎手（4戦0勝）。14頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く10着に終わった。

4月27日、中2週で迎えた30戦目は、ハンデ戦のダイヤモンド特別（川崎ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で桑島孝春騎手（5戦0勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。5着に終わった。

5月15日、中2週で迎えた31戦目は、ハンデ戦のさつき特別（川崎ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で桑島孝春騎手（6戦0勝）。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。9着に終わった。

6月13日、中3週で迎えた32戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定のハンデ地方重賞のエメラルドカップ（川崎ダート2100m 雨/不良）に出走。7頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。4着に敗れた。

7月6日、中2週で迎えた33戦目は、ハンデ戦の銀河特別（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は秋田実騎手（10戦1勝）。14頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。12着に終わった。

8月10日、中4週で迎えた34戦目は、ハンデ戦の綺羅星特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（1戦0勝）。7頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。6着に終わった。