アグネスストーム（1998年生、母アグネスドレス）

アグネスストーム（1998年4月28日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のジョリーズヘイロー（当時11歳）と交配したアグネスドレスが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）三石川上牧場。戦績は、中央平地29戦6勝2着1回、中央障害5戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2002年の2002ゴールデンホイップトロフィー(1600万下)。

経歴

デビュー前

浜田光正厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2000年）

8月13日、デビュー戦は石山繁騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は482kg。17頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。端をきり、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうワンパンチ足りず、6着に終わった。

9月3日、中2週で迎えた2戦目は、3歳新馬（小倉芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で石山繁騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、5着に終わった。

10月15日、中5週で迎えた3戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

11月5日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。端に立ち、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい11着に敗れた。

3歳（2001年）

6月16日、約7か月半の休み明けで迎えた5戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は石山繁騎手（2戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

6月30日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石山繁騎手（3戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では最後まで息が続かず11着に敗れた。

7月15日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石山繁騎手（4戦0勝）。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では不撓の闘志で渋太く持ち堪えて、最後は2着のレガシーミューズをアタマ差振り切って初勝利を挙げた。

8月4日、中2週で迎えた8戦目は、内山正博騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、リードを5馬身以上保って、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では生来の闘争本能でどうにかこうにかゴールまで走り切り、3着に入った。

8月26日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内山正博騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端を奪う形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ確実に前との差を詰めて、最後は2着のリンデンマイラブをクビ差振り切って2勝目を手にした。

9月15日、中2週で迎えた10戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の兵庫特別（阪神芝2500m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で内山正博騎手（2戦1勝）。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが鈍く5着に終わった。

10月6日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上1000万下の鳴滝特別（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で内山正博騎手（3戦1勝）。14頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい9着に終わった。

10月21日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上1000万下の高雄特別（京都芝2000m 小雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で内山正博騎手（4戦1勝）。11頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい9着に終わった。

11月4日、中1週で迎えた13戦目は、金折知則騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の磐梯山特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、リードを2馬身以上保って、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、ラハイナシチーに半馬身交わされて2着となった。

11月18日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上1000万下のラジオ福島賞（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で金折知則騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、後続を2馬身以上離して、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈の闘争本能で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のシップウジョーを3/4馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

12月15日、中3週で迎えた15戦目は、菊沢隆仁騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の逆瀬川ステークス（阪神芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。先手を取る形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい9着に終わった。

4歳（2002年）

1月6日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上1600万下の新春ステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は石山繁騎手（5戦1勝）。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。端をきり、リードを5馬身以上キープして、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり9着に終わった。

1月20日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上1600万下の洞海湾ステークス（小倉ダート1700m 小雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は金折知則騎手（2戦1勝）。15頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚勢が衰えて12着に終わった。

2月3日、中1週で迎えた18戦目は、ハンデG3の小倉大賞典（小倉芝1800m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で金折知則騎手（3戦1勝）。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい9着に敗れた。

3月2日、中3週で迎えた19戦目は、4歳以上1600万下の御堂筋ステークス（阪神芝2200m 曇/良）に出走。鞍上は内山正博騎手（5戦1勝）。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ハナを取り切り、後続を2馬身以上離して、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて5着に敗れた。

3月24日、中2週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の但馬ステークス（阪神芝2000m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で内山正博騎手（6戦1勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、後続との差を5馬身以上確保して、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の強い精神力で最後まで敢闘したが、ダイタクバートラムにハナ差交わされて2位に入線したが、その後4着に降着となった。

4月13日、中2週で迎えた21戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の難波ステークス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はバタバタになってしまい12着に終わった。

8月24日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた22戦目は、小池隆生騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の玄海特別（小倉芝1800m 曇/良）に出走。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。ハナを切り、リードを2馬身以上保って、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では生得の持久力で渋太く粘り込んで、最後は2着のマヤノグレイシーをアタマ差振り切って休み明け初戦をモノにした。

9月14日、中2週で迎えた23戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の兵庫特別（阪神芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小池隆生騎手（1戦1勝）。13頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって7着に敗れた。

10月5日、中2週で迎えた24戦目は、3歳以上1000万下の雄国沼特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は金折知則騎手（4戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばしてあっさりと抜け出し、最後は2着のカンファーベストに5馬身の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

11月17日、中5週で迎えた25戦目は、ハンデG3の福島記念（福島芝2000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で金折知則騎手（5戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、リードを2馬身以上確保して、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚を持続できず、5着に終わった。

11月30日、中1週で迎えた26戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の2002ゴールデンホイップトロフィー（阪神芝2000m 曇/良）に出走。13頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、後続との差を2馬身以上キープして、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では総身の力で末脚を持続させて、最後は2着のダンツシェイクをアタマ差振り切って6勝目を手にした。

12月22日、中2週で迎えた27戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、2002ファイナルステークス（阪神芝1600m 晴/稍重）に出走。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、ハイペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は一杯になって10着に敗れた。

5歳（2003年）

2月9日、中6週で迎えた28戦目は、ハンデG3の小倉大賞典（小倉芝1800m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は小池隆生騎手（2戦1勝）。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、リードを2馬身以上保って、平均的なペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず15着に敗れた。

3月15日、中4週で迎えた29戦目は、ハンデ戦でオープンの大阪城ステークス（阪神芝2000m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は石山繁騎手（6戦1勝）。16頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。端を奪う形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい9着に終わった。

3月22日、連闘で迎えた30戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。5着に終わった。

4月12日、中2週で迎えた31戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（3戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。10着に敗れた。

5月3日、中2週で迎えた32戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で熊沢重文騎手（4戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。最後は、2着のトッププロテクターをクビ差制して7勝目を奪取した。

5月17日、中1週で迎えた33戦目は、黒岩悠騎手を鞍上に迎えて、ハンデJ・G3の京都ジャンプステークス（京都障害芝3170m 内→外晴/良）に57kgの軽斤量で出走。14頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。7着に終わった。

6月7日、中2週で迎えた34戦目は、障害3歳以上オープン（中京障害芝3370m 曇/良）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（5戦1勝）。14頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったブレーブテンダーから半馬身差の2着となった。