アオイツヤヒメ（2016年生、母ウエストローズ）

経歴

デビュー前

当歳のとき、村上欽哉牧場から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。1歳のとき、村上欽哉から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、村上欽哉から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、鈴木照雄によって918万円で落札された。

高橋康之厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2018年）

10月14日、デビュー戦は義英真騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は458kg。18頭立ての3番人気に推されて17番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮したが、5着に終わった。

10月28日、中1週で迎えた2戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びを欠き10着に敗れた。

3歳（2019年）

1月27日、約3か月の休養明けで迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は義英真騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。端に立つ形となり、ゆったりとしたペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のビケットに9馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

5月26日、約4か月の休み明けで迎えた4戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では脚が上がってしまい14着に敗れた。

6月22日、中3週で迎えた5戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 晴/良）に49kgの軽斤量で出走。15頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では見所を作れず12着に敗れた。

9月7日、約2か月半の間隔を開けて迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は義英真騎手（2戦1勝）。12頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

12月7日、約3か月の休み明けで迎えた7戦目は、藤井勘一郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（中京ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鋭く末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のロブラリアを半馬身振り切って勝利を手に入れた。

12月28日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上2勝クラスの春待月賞（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で藤井勘一郎騎手（1戦1勝）。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい9着に終わった。

4歳（2020年）

7月19日、約7か月の休み明けで迎えた9戦目は、3歳以上2勝クラスの神鍋特別（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤井勘一郎騎手（2戦1勝）。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に終わった。

5歳（2021年）

6月5日、約10か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた10戦目は、永島まなみ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（中京ダート1400m 曇/重）に51kgの軽斤量で出走。15頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の力で持ち堪えて、最後は2着のテーオーポシブルに4馬身の差をつけて久方ぶりの一戦を制した。

6月27日、中2週で迎えた11戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの花のみちステークス（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、オーロラテソーロに3/4馬身交わされて2着となった。

8月28日、中8週で迎えた12戦目は、3歳以上3勝クラスの釜山ステークス（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は永島まなみ騎手（1戦1勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に敗れた。

6歳（2022年）

3月12日、約6か月半の休養明けで迎えた13戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの中京スポーツ杯（中京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で永島まなみ騎手（2戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、やや遅いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい7着に敗れた。

4月16日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた14戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの天満橋ステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、忙しいペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の豊富なスタミナで最後まで奮戦したが、シゲルタイタンに半馬身交わされて2着となった。