シゲルタイタン（2017年生、母メリーウェザー）

シゲルタイタン（2017年2月15日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+土星の第六衛星より」。毛色は鹿毛。種牡馬のマジェスティックウォリアー（当時12歳）と交配したメリーウェザーが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はシンボリ牧場。2022年の天保山ステークス(オープン)で2着に入った他、2023年の佐賀オータムスプリントで2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、シンボリ牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、森中蕃によって583.2万円で落札された。

伊藤圭三厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2019年）

6月22日、デビュー戦は松山弘平騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は482kg。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

7月7日、中1週で迎えた2戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島芝1200m 小雨/稍重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

10月5日、約3か月の休養明けで迎えた3戦目は、2歳未勝利（東京ダート1400m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出したが、4着に終わった。

10月27日、中2週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（東京ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で三浦皇成騎手（2戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸びを見せたが、伸びてきたトーセンタイミング決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

11月17日、中2週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で三浦皇成騎手（3戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、5着に終わった。

3歳（2020年）

2月15日、約3か月の休養明けで迎えた6戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

3月8日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続でC.ルメール騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、後続との差を2馬身以上保って、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のサトノレガリアに1馬身3/4の差をつけて未勝利戦を制した。

6月13日、約3か月の休み明けで迎えた8戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（函館ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではシャープな伸び脚で驀進したが、ユキノグローリーに交わされて2馬身差の2着となった。

6月20日、連闘で迎えた9戦目は、3歳以上1勝クラス（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山武史騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

7月11日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上1勝クラス（福島ダート1700m 小雨/稍重）に出走。鞍上は三浦皇成騎手（4戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のバイシュラバナに4馬身の差をつけて2勝目をゲットした。

8月30日、中6週で迎えた11戦目は、3歳以上2勝クラスの苫小牧特別（札幌ダート1700m 小雨/不良）に出走。鞍上はC.ルメール騎手（2戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

9月20日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上2勝クラスの鋸山特別（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は横山武史騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を取る形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい12着に敗れた。

10月24日、中4週で迎えた13戦目は、3歳以上2勝クラス（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上はC.ルメール騎手（3戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて6着に沈んだ。

12月6日、中5週で迎えた14戦目は、3歳以上2勝クラスの鳴海特別（中京ダート1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は三浦皇成騎手（5戦1勝）。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

4歳（2021年）

1月23日、中6週で迎えた15戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの小倉城特別（小倉ダート1700m 雨/重）に出走。16頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい8着に終わった。

4月24日、約3か月の休み明けで迎えた16戦目は、永野猛蔵騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（東京ダート1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、抜け出したフィルストバーンにハナ差届かず2着となった。

5月8日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上2勝クラス（東京ダート1400m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で永野猛蔵騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、目の覚めるような末脚を爆発させて、最後は2着のオルクリストに1馬身1/4の差をつけて3勝目を手中に収めた。

7月25日、約2か月半の間隔を開けて迎えた18戦目は、菊沢一樹騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスのUHB杯（函館ダート1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。14頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に敗れた。

8月22日、中3週で迎えた19戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの薩摩ステークス（小倉ダート1700m 小雨/不良）に出走。16頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。主導権を握り、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の負けじ心を発揮してゴールまで力闘し、4着を確保した。

9月5日、中1週で迎えた20戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの西日本スポーツ杯（小倉ダート1700m 小雨/稍重）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり13着に終わった。

10月24日、中6週で迎えた21戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの天王寺ステークス（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったジュランビルにねじ伏せられてハナ差の2着に惜敗した。

11月21日、中3週で迎えた22戦目は、3歳以上3勝クラスの姫路ステークス（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上はC.ルメール騎手（4戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや衰え、4着に終わった。

5歳（2022年）

1月16日、中7週で迎えた23戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの遠江ステークス（中京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち味の豊富なスタミナで最後まで奮闘したが、伸びてきたコラルノクターン決め手に屈してクビ差の2着となった。

2月6日、中2週で迎えた24戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの銀蹄ステークス（東京ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、5着に終わった。

2月19日、中1週で迎えた25戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの播磨ステークス（阪神ダート1400m 小雨/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

3月20日、中3週で迎えた26戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの鳴門ステークス（阪神ダート1400m 曇/重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。逃げを打ち、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、ケイアイドリーに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

4月16日、中3週で迎えた27戦目は、4歳以上3勝クラスの天満橋ステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るアオイツヤヒメを半馬身差し切って勝利をモノにする

6月25日、中9週で迎えた28戦目は、天保山ステークス（阪神ダート1400m 小雨/良）に出走。鞍上は松山弘平騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、ケイアイドリーに交わされて1馬身3/4差の2着に敗北した。

10月22日、約4か月の休養明けで迎えた29戦目は、オータムリーフステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり12着に敗れた。

6歳（2023年）

1月7日、約2か月半の間隔を開けて迎えた30戦目は、すばるステークス（中京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は松山弘平騎手（2戦0勝）。14頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は一杯になって12着に敗れた。

4月8日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた31戦目は、大江原圭騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（福島障害芝2750m 曇/良）に出走。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。6着に敗れた。

5月20日、中5週で迎えた32戦目は、草野太郎騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2890m 外→内晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。8着に敗れた。

7月16日、中7週で迎えた33戦目は、障害3歳以上未勝利（中京障害芝3000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で草野太郎騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。7着に敗れた。

8月23日、中4週で迎えた34戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、S3のスパーキングサマーカップ（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が衰えて13着に終わった。

9月7日、中1週で迎えた35戦目は、S3のアフター5スター賞（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びを欠き10着に終わった。

10月15日、中4週で迎えた36戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、佐賀オータムスプリント（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味のタフネスで最後まで奮闘したが、伸びてきたタケノサイコウ決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

10月28日、中1週で迎えた37戦目は、田中直人騎手を鞍上に迎えて、周防灘賞（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず4着に敗れた。

7歳（2024年）

3月9日、約4か月半の休養明けで迎えた38戦目は、多良岳賞（佐賀ダート1750m 晴/重）に出走。鞍上は山口勲騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり9着に敗れた。

3月31日、中2週で迎えた39戦目は、山下裕貴騎手を鞍上に迎えて、春疾風賞（佐賀ダート1400m 小雨/重）に出走。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

4月20日、中2週で迎えた40戦目は、六角川特別（佐賀ダート1400m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山下裕貴騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のダイリンウルフに2馬身半の差をつけて久々に白星を挙げた。