マックスクオリティ（1994年生、母マックスドリーマー）

マックスクオリティ（1994年5月15日）は、日本の競走馬。毛色は鹿毛。種牡馬のトニービン（当時11歳）と交配したマックスドリーマーが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）天羽牧場。戦績は、中央平地13戦4勝2着1回、地方8戦2勝。主な勝ち鞍は1998年のかもめ島特別(900万下)。

経歴

デビュー前

伊藤雄二厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1997年）

5月10日、デビュー戦は橋本広喜騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は486kg。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く15着に敗れた。

5月24日、中1週で迎えた2戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中京芝2500m 雨/良）に出走。15頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではいいところがなく10着に敗れた。

6月21日、中3週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（函館芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では凄まじい末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のワイドシートンに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

7月13日、中2週で迎えた4戦目は、4歳以上500万下（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で四位洋文騎手（2戦1勝）。14頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

7月27日、中1週で迎えた5戦目は、4歳以上500万下（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で四位洋文騎手（3戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、5着に終わった。

8月23日、中3週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下の十勝岳特別（札幌芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で四位洋文騎手（4戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のサンタフェトレイルに1馬身1/4の差をつけて2勝目を手中に収めた。

9月28日、中4週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた7戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の夕月特別（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で四位洋文騎手（5戦2勝）。7頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず3着に終わった。

10月18日、中2週で迎えた8戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の南武特別（東京芝2400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

4歳（1998年）

5月9日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた9戦目は、5歳以上900万下（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は橋本広喜騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く12着に終わった。

6月14日、中4週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた10戦目は、4歳以上500万下（函館芝2000m 小雨/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（6戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では自慢の末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のビバフランスに1馬身1/4の差をつけて3勝目を挙げた。

6月21日、連闘で迎えた11戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の北海ハンデキャップ（函館芝1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（7戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、セーガルスキーにクビ差交わされて2着に甘んじた。

7月11日、中2週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下のSTV杯（函館芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で四位洋文騎手（8戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のブリリアントロードを半馬身振り切って1位に入線したが、その後7着に降着となった。

7月26日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上900万下のかもめ島特別（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（1戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のユノダイナザウルスに2馬身半の差をつけて断トツ人気に応えた。

5歳（1999年）

5月4日、約9か月半の休養明けで迎えた14戦目は、久保勇騎手を鞍上に迎えて、春陽特別（川崎ダート1600m 雨/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。8着に敗れた。

5月20日、中1週で迎えた15戦目は、ハンデ戦のさつき特別（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で久保勇騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。11着に敗れた。

6月10日、中2週で迎えた16戦目は、ハンデ戦の’99ブリリアントカップ（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で久保勇騎手（2戦0勝）。14頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。最後は力尽きて14着に終わった。

6月25日、中1週で迎えた17戦目は、ハンデ戦の’99シーサイドカップ（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で久保勇騎手（3戦0勝）。15頭立ての14番人気で大外15番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい15着に終わった。

7月18日、中2週で迎えた18戦目は、ハンデ戦の月華特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で久保勇騎手（4戦0勝）。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。10着に終わった。

9月25日、中9週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた19戦目は、木村芳晃騎手を鞍上に迎えて、一般A B1（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のトモノイナズマに7馬身の差をつけて5勝目を奪取した。

6歳（2000年）

5月21日、約8か月の休養明けで迎えた20戦目は、一般A B1（高崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で木村芳晃騎手（1戦1勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。12着に敗れた。

6月18日、中3週で迎えた21戦目は、一般A B1（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で木村芳晃騎手（2戦1勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。最後は、2着のティーケークインをクビ差制して6勝目を獲得した。