アマノワカクサ（1991年生、母ニシノシャンテー）

アマノワカクサ（1991年5月29日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のシエルシユールドール（当時8歳）と交配したニシノシャンテーが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（株）西山牧場。戦績は、中央平地26戦3勝2着5回、地方5戦0勝。主な勝ち鞍は1996年の胎内川特別(500万下)。

経歴

デビュー前

笹倉武久厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1993年）

12月5日、デビュー戦は加藤和宏騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は482kg。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では上々の伸びを見せたが、伸びてきたウイニングウエイ決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

12月25日、中2週で迎えた2戦目は、3歳新馬（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤和宏騎手（1戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

3歳（1994年）

1月8日、中1週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で加藤和宏騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のリアルマスターズに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

1月30日、中2週で迎えた4戦目は、4歳500万下（東京ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で加藤和宏騎手（3戦1勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では余力が残っておらず7着に敗れた。

2月20日、中2週で迎えた5戦目は、4歳500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で加藤和宏騎手（4戦1勝）。14頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では超凡な末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

3月13日、中2週で迎えた6戦目は、4歳500万下の水仙賞（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で加藤和宏騎手（5戦1勝）。15頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

4月9日、中3週で迎えた7戦目は、宗像徹騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（中山ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

6月4日、中7週で迎えた8戦目は、4歳500万下のロベリア賞（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宗像徹騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に終わった。

7月2日、中3週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた9戦目は、田面木博公騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の苫小牧特別（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。11頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では全く伸びず6着に終わった。

7月30日、中3週で迎えた10戦目は、鹿戸雄一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の知床特別（札幌芝2000m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に終わった。

8月6日、連闘で迎えた11戦目は、4歳以上500万下の留萌特別（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は田面木博公騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に終わった。

4歳（1995年）

1月14日、約5か月半の休養明けで迎えた12戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は宗像徹騎手（2戦0勝）。13頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず5着に終わった。

2月11日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、5歳以上500万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は加藤和宏騎手（6戦1勝）。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では見事な伸び脚で急追したが、抜け出したユーワブリンナーを差し切れず、2馬身差の2着となった。

8月13日、約6か月の休養明けで馬体重を前走からさらに12kg増やして迎えた14戦目は、4歳以上500万下の万代特別（新潟芝2200m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は宗像徹騎手（3戦0勝）。18頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して13番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず9着に終わった。

8月19日、連闘で馬体重を前走から6kg絞って迎えた15戦目は、坂井千明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では逸出した伸び脚で急追したが、勝ったサンデーウェルに詰め切れず、1馬身3/4差の2着となった。

9月2日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下の羽黒山特別（新潟芝2000m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井千明騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に敗れた。

9月18日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は宗像徹騎手（4戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は失速してしまい11着に敗れた。

9月30日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は加藤和宏騎手（7戦1勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るユーワロッキーを上がり1位タイの末脚でクビ差だけ差し切って久方ぶりに勝ち星を挙げた。

5歳（1996年）

4月28日、約7か月の休み明けで迎えた19戦目は、大崎昭一騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下の赤倉特別（新潟芝2000m 外回り晴/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では上々の伸びを見せたが、伸びてきたアンプラグド決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

5月3日、連闘で迎えた20戦目は、5歳以上500万下の胎内川特別（新潟芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大崎昭一騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のペンダイウォルトンに4馬身の差をつけて3勝目を手中に収めた。

6月1日、中3週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の青嵐賞（東京芝2400m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は宗像徹騎手（5戦0勝）。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では余力が残っておらず11着に敗れた。

6月16日、中1週で迎えた22戦目は、5歳以上900万下の鮎掛賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は坂井千明騎手（2戦0勝）。7頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚に勢いがなく3着に終わった。

6歳（1997年）

1月7日、約7か月の休み明けで迎えた23戦目は、5歳以上900万下の東雲賞（中山芝2200m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は宗像徹騎手（6戦0勝）。14頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に終わった。

1月15日、連闘で迎えた24戦目は、5歳以上900万下の初春賞（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は大崎昭一騎手（2戦1勝）。13頭立ての5番人気で大外13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

2月2日、中2週で迎えた25戦目は、5歳以上900万下の周防灘特別（小倉芝2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で大崎昭一騎手（3戦1勝）。14頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

2月15日、中1週で迎えた26戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の和布刈特別（小倉芝2000m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で大崎昭一騎手（4戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、抜け出したダイセツランドにアタマ差届かず2着に甘んじた。

8月30日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から21kg減らして迎えた27戦目は、佐々木忍騎手を鞍上に迎えて、一般A（盛岡ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。7着に終わった。

9月15日、中1週で迎えた28戦目は、一般A（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木忍騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。8着に終わった。

10月12日、中3週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた29戦目は、一般A（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐々木忍騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。7着に終わった。

10月25日、中1週で迎えた30戦目は、一般A（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐々木忍騎手（3戦0勝）。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。9着に終わった。

7歳（1998年）

1月9日、約2か月半の間隔を開けて迎えた31戦目は、一般A B（水沢ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で佐々木忍騎手（4戦0勝）。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。9着に終わった。