リアルワン（1984年生、母イトシオ）

Real One

1984.05.15

リアルワン（1984年5月15日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のカブラヤオー（当時12歳）と交配したイトシオが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は増本 良孝。戦績は、中央平地11戦1勝、地方3戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は1987年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

中村均厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1986年）

10月12日、デビュー戦は岡冨俊一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1400m 晴/稍重）に出走。馬体重は450kg。8頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず4着に終わった。

10月26日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（京都芝1600m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡冨俊一騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

3歳（1987年）

9月13日、約10か月半の休み明けで迎えた3戦目は、4歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡冨俊一騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず6着に敗れた。

9月27日、中1週で迎えた4戦目は、内山正博騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（函館芝1800m 曇/不良）に出走。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

10月11日、中1週で迎えた5戦目は、西園正都騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい4着に敗れた。

10月24日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（福島芝1200m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で西園正都騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に敗れた。

11月8日、中1週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（福島芝1800m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で西園正都騎手（2戦0勝）。14頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のローベルマナードに3馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

11月22日、中1週で迎えた8戦目は、柴崎勇騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下の福島放送賞（福島芝1800m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に終わった。

12月6日、中1週で迎えた9戦目は、蛯沢誠治騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（中京ダート1700m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場なく5着に敗れた。

12月20日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上400万下（阪神ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は岡冨俊一騎手（3戦0勝）。11頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に終わった。

4歳（1988年）

1月10日、中2週で迎えた11戦目は、5歳以上400万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡冨俊一騎手（4戦0勝）。16頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では全く伸びず13着に終わった。

6月15日、約5か月の休養明けで迎えた12戦目は、小野三夫騎手を鞍上に迎えて、一般B2 B3（宇都宮ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったミルフオースから4馬身差の2着となった。

6月22日、連闘で迎えた13戦目は、一般B2（宇都宮ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小野三夫騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったミルフオースから5馬身差の2着に敗北した。

7月19日、中3週で迎えた14戦目は、一般B1 B2（足利ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で小野三夫騎手（2戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のナカノアオイに2馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。