マヤノガゼール（2000年生、母ミストラルアゲン）

マヤノガゼール（2000年3月22日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋カモシカ」。毛色は栗毛。種牡馬のマヤノトップガン（当時8歳）と交配したミストラルアゲンが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）藤原牧場。戦績は、中央平地10戦3勝2着1回、地方5戦0勝2着3回。主な勝ち鞍は2005年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

坂口正大厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2003年）

6月14日、デビュー戦は福永祐一騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中京芝1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は460kg。18頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには加われず9着に敗れた。

6月22日、連闘で迎えた2戦目は、橋本美純騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1600m 小雨/良）に出走。18頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

7月12日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走したが、5着に終わった。

8月3日、中2週で迎えた4戦目は、高野容輔騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では電光石火の末脚を披露し、3着に入った。

8月16日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（小倉芝1800m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で高野容輔騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のノッティングサンに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

9月7日、中2週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で高野容輔騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったマーブルオーディンに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

4歳（2004年）

12月5日、約15か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた7戦目は、3歳以上500万下（中京芝1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で高野容輔騎手（3戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

12月26日、中2週で迎えた8戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝2000m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に敗れた。

5歳（2005年）

1月15日、中2週で迎えた9戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1800m 雨/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のスプリングゲントに1馬身半の差をつけて久々に勝ち星を挙げた。

2月26日、中5週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（1戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では鮮烈な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のエイシンハクサンをクビ差振り切って人気に違わぬ実力を証明した。

6歳（2006年）

5月25日、約15か月の休み明けで迎えた11戦目は、山田崇史騎手を鞍上に迎えて、エメラルドオープン（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

6月22日、中3週で迎えた12戦目は、ストケシア特別（名古屋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山田崇史騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、キミガヨオーに交わされて3馬身差の2着となった。

7月13日、中2週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた13戦目は、アマリリス特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山田崇史騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したケイアイダンシングを捕まえ切れず、2馬身差の2着となった。

8月10日、中3週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた14戦目は、ヘラクレスオオカブト特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山田崇史騎手（3戦0勝）。7頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したタカラアジュディを捕まえ切れず、2馬身差の2着となった。

10月23日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走からさらに22kg増やして迎えた15戦目は、エンジュ特別（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で山田崇史騎手（4戦0勝）。5頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鋭い脚を使えず5着に終わった。