ヒオウギ（2001年生、母マイテイローマン）

ヒオウギ（2001年4月2日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「花名」。毛色は鹿毛。種牡馬のサマーサスピション（当時9歳）と交配したマイテイローマンが20歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）細川牧場。戦績は、中央平地5戦0勝、地方29戦8勝2着3回。主な勝ち鞍は2005年のつる座特別(一般C2三)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、細川牧場から「北海道10月市場サラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

竹田正厩舎（上山）へ入厩。

2歳（2003年）

6月30日、デビュー戦は五十嵐恭平騎手を鞍上に据えて、2歳（上山ダート800m 曇/稍重）に出走。馬体重は420kg。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。4着に敗れた。

7月27日、中3週で迎えた2戦目は、2歳A1（上山ダート1250m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐恭平騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。4着に終わった。

8月17日、中2週で迎えた3戦目は、2歳戦のセレクション（上山ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で五十嵐恭平騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。6着に終わった。

8月31日、中1週で迎えた4戦目は、2歳戦のおいらてる2歳記念（上山ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で五十嵐恭平騎手（3戦0勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のワタリスペシャルに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

9月15日、中1週で迎えた5戦目は、2歳戦のセレクション（上山ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で五十嵐恭平騎手（4戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。最後は、2着のブルーカンパイに1馬身半の差をつけて2勝目を掴み取った。

10月7日、中2週で迎えた6戦目は、3歳A3（上山ダート1500m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で五十嵐恭平騎手（5戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。9着に敗れた。

10月28日、中2週で迎えた7戦目は、2歳地方重賞の2歳優駿若駒賞（上山ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で五十嵐恭平騎手（6戦2勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。8着に敗れた。

12月10日、中5週で迎えた8戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、一般C5（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。最後は、勝ったフローレスから2馬身半差の2着に敗北した。

3歳（2004年）

1月2日、中2週で迎えた9戦目は、宇都英樹騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の新春ペガサスカップ（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。4着に終わった。

1月22日、中2週で迎えた10戦目は、3歳戦の園田ユースカップ（園田ダート1400m 雪/良）に出走。鞍上は吉田稔騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず9着に終わった。

2月1日、中0週で迎えた11戦目は、3歳500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田稔騎手（2戦0勝）。11頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず11着に終わった。

2月13日、中1週で迎えた12戦目は、牝馬限定の一般C4（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田稔騎手（3戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。3着に終わった。

3月20日、中4週で迎えた13戦目は、3歳500万下のフリージア賞（中京芝2000m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は4戦連続で吉田稔騎手（4戦0勝）。11頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではいい脚を見せられず11着に終わった。

4月16日、中3週で迎えた14戦目は、牝馬限定の一般B15（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉田稔騎手（5戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のコマレンゲに5馬身の差をつけて3勝目を獲得した。

5月1日、中1週で迎えた15戦目は、3歳500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で吉田稔騎手（6戦1勝）。15頭立ての15番人気で大外15番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では伸びを欠き13着に終わった。

5月9日、連闘で迎えた16戦目は、牝馬限定3歳500万下の矢車賞（京都芝1800m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で吉田稔騎手（7戦1勝）。13頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が悪くなり11着に終わった。

5月28日、中2週で迎えた17戦目は、牝馬限定の一般B14（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で吉田稔騎手（8戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のファストハンターに4馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

6月16日、中2週で迎えた18戦目は、3歳G2の名古屋優駿（名古屋ダート1900m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は9戦連続で吉田稔騎手（9戦2勝）。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。11着に終わった。

8月15日、中8週で迎えた19戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下の伊万里特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で吉田稔騎手（10戦2勝）。13頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では速い脚を使えず9着に終わった。

9月10日、中3週で迎えた20戦目は、清家義徳騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の一般B13（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のエプソムスターダムに7馬身の差をつけて5勝目を奪取した。

4歳（2005年）

2月1日、約5か月の休養明けで迎えた21戦目は、市村誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳C3（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったギフトフォーランに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

3月11日、中4週で迎えた22戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、一般C2十11（大井ダート1200m 雨/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で猛進したが、伸びてきたシャドウカランブー決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

3月25日、中1週で迎えた23戦目は、一般C2十1112（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で和田譲治騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では異次元の末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のヒカルトップレディに2馬身の差をつけて6勝目を掴み取った。

4月6日、中1週で迎えた24戦目は、牝馬限定のハンデ戦の一般C1 C2（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で和田譲治騎手（2戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

5月10日、中4週で迎えた25戦目は、一般C2三四（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は市村誠騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のヤシロタイコーをクビ差振り切って制した。

5月27日、中1週で迎えた26戦目は、荒川区特別（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で市村誠騎手（2戦1勝）。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

6月5日、連闘で迎えた27戦目は、目黒区特別（大井ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で市村誠騎手（3戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず10着に敗れた。

6月27日、中2週で迎えた28戦目は、足立区特別（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で市村誠騎手（4戦1勝）。13頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に敗れた。

7月10日、中1週で迎えた29戦目は、一般C2三（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で市村誠騎手（5戦1勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず5着に敗れた。

8月11日、中4週で迎えた30戦目は、一般C2三（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で市村誠騎手（6戦1勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

8月29日、中2週で迎えた31戦目は、浅草特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で市村誠騎手（7戦1勝）。13頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではいい脚を見せられず13着に敗れた。

9月12日、中1週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた32戦目は、有明特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は和田譲治騎手（3戦1勝）。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天資の敢闘精神でゴールまで力戦したが、4着に終わった。

10月2日、中2週で迎えた33戦目は、つる座特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田譲治騎手（4戦1勝）。13頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる形となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では生得の持続力で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のタイヨウタローに1馬身の差をつけて8勝目を掴み取った。

11月2日、中3週で迎えた34戦目は、一般C1四五（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で和田譲治騎手（5戦2勝）。14頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず12着に敗れた。