プレシャスライフ（2004年生、母スターマイライフ）

プレシャスライフ（2004年4月9日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「大切な生命」。毛色は芦毛。種牡馬のタイキシャトル（当時10歳）と交配したスターマイライフが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）千代田牧場。戦績は、中央平地3戦0勝、地方6戦5勝2着1回。主な勝ち鞍は2008年の一般C8。

経歴

デビュー前

中川公成厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2007年）

7月7日、デビュー戦は丹内祐次騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/稍重）に出走。馬体重は482kg。15頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず15着に終わった。

9月1日、中7週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝2000m 晴/稍重）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（1戦0勝）。18頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では目立つような脚を使えず13着に終わった。

11月14日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、倉地学騎手を鞍上に迎えて、一般C33（名古屋ダート1300m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のメルシーマックに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

12月4日、中2週で迎えた4戦目は、一般C23（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で倉地学騎手（1戦1勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったバリバリセレブに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

12月26日、中2週で迎えた5戦目は、一般C17（名古屋ダート800m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で倉地学騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のプリティロマンスに4馬身の差をつけて2勝目をつかんだ。

4歳（2008年）

1月1日、連闘で迎えた6戦目は、一般C19（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で倉地学騎手（3戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のオーリーテンに2馬身半の差をつけて断トツ人気に応えた。

1月17日、中1週で迎えた7戦目は、一般C8（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で倉地学騎手（4戦3勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のシンワヘイローに2馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

1月30日、中1週で迎えた8戦目は、一般C14（名古屋ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で倉地学騎手（5戦4勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のナムラコマンドを半馬身振り切って破竹の4連勝を決めた。

3月16日、中6週で馬体重を前走から32kg減らして迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は丹内祐次騎手（2戦0勝）。15頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず14着に終わった。