コウエイハーベスト（1997年生、母イナズマヒバナ）

コウエイハーベスト（1997年4月8日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のソヴィエトスター（当時13歳）と交配したイナズマヒバナが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）小泉牧場。戦績は、中央平地41戦4勝2着9回。主な勝ち鞍は2002年の乙訓特別(1000万下)。

経歴

デビュー前

川村禎彦厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1999年）

7月17日、デビュー戦は和田竜二騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（小倉芝1000m 曇/良）に出走。馬体重は438kg。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず5着に終わった。

7月25日、連闘で迎えた2戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（小倉芝1000m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

8月8日、中1週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた3戦目は、3歳新馬（小倉芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

9月5日、中3週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた4戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず4着に敗れた。

12月19日、約3か月半の休み明けで迎えた5戦目は、内田浩一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。14頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く9着に敗れた。

3歳（2000年）

1月9日、中2週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田浩一騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で大外13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に敗れた。

2月5日、中3週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で内田浩一騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切り、4着に入った。

2月20日、中1週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で内田浩一騎手（3戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のランポに1馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

3月5日、中1週で迎えた9戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のさわらび賞（阪神芝1600m 晴/稍重）に出走。12頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず7着に終わった。

3月19日、中1週で迎えた10戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（阪神芝1400m 雨/良）に出走。13頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには参加できず11着に終わった。

4月2日、中1週で迎えた11戦目は、4歳500万下（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は内田浩一騎手（4戦1勝）。15頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

4月22日、中2週で迎えた12戦目は、4歳500万下のムーニーバレーレーシングクラブ賞（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではやや伸びを欠き、5着に終わった。

5月7日、中1週で迎えた13戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のたちばな賞（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のアイアンリアリティに1馬身3/4の差をつけて制した。

5月28日、中2週で迎えた14戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの駒草賞（東京芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず9着に終わった。

9月17日、約3か月半の休養明けで迎えた15戦目は、4歳以上900万下の蓬莱峡特別（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（1戦1勝）。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見所を作れず6着に終わった。

10月7日、中2週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の保津峡特別（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（2戦1勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、抜け出したドラゴンジェットに3/4馬身届かず2着となった。

10月28日、中2週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の北野特別（京都芝1800m 外回り雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で熊沢重文騎手（3戦1勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

11月11日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上900万下の北大路特別（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で熊沢重文騎手（4戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では目を引く伸び脚で猛進したが、勝ったグレイスナムラにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

12月3日、中2週で迎えた19戦目は、K.デザーモ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の2000ゴールデンサドルトロフィー（阪神芝1600m 曇/良）に出走。14頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったナリタダイドウにねじ伏せられてクビ差の2着となった。

4歳（2001年）

1月8日、中4週で迎えた20戦目は、4歳以上900万下の初夢賞（京都芝1800m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（5戦1勝）。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

1月22日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた21戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の伏見特別（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（6戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったランドチェイサーにねじ伏せられてクビ差の2着に甘んじた。

2月11日、中2週で迎えた22戦目は、4歳以上900万下の木津川特別（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で熊沢重文騎手（7戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、勝ったマヤノトライミーにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

2月25日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上900万下の丹波特別（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で熊沢重文騎手（8戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は一杯になって12着に敗れた。

5月27日、約3か月の休養明けで迎えた24戦目は、4歳以上900万下の有松特別（中京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で熊沢重文騎手（9戦1勝）。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。最後は一杯になって8着に終わった。

6月17日、中2週で迎えた25戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の三宮特別（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で熊沢重文騎手（10戦1勝）。17頭立ての5番人気で16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったインディアナカーヴに詰め切れず、1馬身1/4差の2着となった。

7月15日、中3週で迎えた26戦目は、3歳以上500万下の日田特別（小倉芝1800m 雨/良）に出走。鞍上は7戦連続で熊沢重文騎手（11戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では生得の持続力で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のラムセスロードを3/4馬身振り切って単勝一倍台の期待に応えた。

7月22日、連闘で迎えた27戦目は、3歳以上1000万下の日南特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で熊沢重文騎手（12戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

9月8日、中6週で迎えた28戦目は、3歳以上1000万下の蓬莱峡特別（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で熊沢重文騎手（13戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったインディアナカーヴにねじ伏せられてハナ差の2着に甘んじた。

9月23日、中1週で迎えた29戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の甲東特別（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で熊沢重文騎手（14戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。直線では目を引く伸び脚で猛進したが、勝ったニホンピロハーレーにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

10月7日、中1週で迎えた30戦目は、3歳以上1000万下の保津峡特別（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で熊沢重文騎手（15戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始5番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

11月4日、中3週で迎えた31戦目は、3歳以上1000万下の宝ケ池特別（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で熊沢重文騎手（16戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

11月18日、中1週で迎えた32戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の東山特別（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で熊沢重文騎手（17戦2勝）。18頭立ての2番人気に推されて17番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

5歳（2002年）

4月27日、約5か月半の休養明けで迎えた33戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の鷹ケ峰特別（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、抜け出したトウショウラッシュにクビ差届かず2着に惜敗した。

5月11日、中1週で迎えた34戦目は、4歳以上1000万下の乙訓特別（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では驚異的な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のシゲルフェニックスを半馬身振り切って単勝一倍台の支持に応えた。

6月2日、中2週で迎えた35戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の葉山特別（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（3戦1勝）。18頭立ての4番人気に推されて17番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後は脚勢が衰えて15着に敗れた。

6月30日、中3週で迎えた36戦目は、3歳以上1000万下の三宮特別（阪神芝1600m 小雨/稍重）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（18戦2勝）。15頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら12番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず11着に敗れた。

9月29日、約3か月の休み明けで迎えた37戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の芦屋川特別（阪神芝1400m 曇/良）に出走。14頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮し、3着に入った。

10月12日、中1週で迎えた38戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の保津峡特別（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではいいところがなく10着に敗れた。

11月2日、中2週で迎えた39戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の東山特別（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（1戦0勝）。18頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではいいところがなく11着に敗れた。

11月30日、中3週で迎えた40戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の2002ゴールデンサドルトロフィー（阪神芝1600m 曇/良）に出走。14頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では天資の勝負根性でゴールまで力戦し、5着に入り込んだ。

12月15日、中1週で迎えた41戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（阪神芝1600m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚が止まってしまい11着に敗れた。