ハイデルベルグ（2004年生、母キャニオンジュノー）

ハイデルベルグ（2004年2月25日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「ドイツの都市名」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のマンハッタンカフェ（当時6歳）と交配したキャニオンジュノーが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）谷川牧場。戦績は、中央平地4戦0勝、地方29戦4勝2着5回。主な勝ち鞍は2008年の一般C2-2。

経歴

デビュー前

ターファイトクラブにて総額2,200万円（22万×100口）で一口馬主が募集された。

杉浦宏昭厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2007年）

3月4日、デビュー戦は大野拓弥騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は528kg。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい9着に敗れた。

3月17日、中1週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に終わった。

6月2日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大野拓弥騎手（2戦0勝）。18頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。最後は力尽きて17着に敗れた。

6月23日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大野拓弥騎手（3戦0勝）。16頭立ての13番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず15着に終わった。

4歳（2008年）

3月14日、約9か月の休養明けで迎えた5戦目は、三野孝徳騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C4二（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

3月27日、中1週で迎えた6戦目は、4歳以上C5二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で三野孝徳騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、伸びてきたゲームアディクト決め手に屈して半馬身差の2着となった。

4月9日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上C4二（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で三野孝徳騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、伸びてきたニコラスバローズ決め手に屈してアタマ差の2着に甘んじた。

5月1日、中2週で迎えた8戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C3二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

5月26日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた9戦目は、桑野等騎手を鞍上に迎えて、一般C4-3（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したニシノドコマデモを捕まえ切れず、6馬身差の2着となった。

6月9日、中1週で迎えた10戦目は、一般C4-3（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で桑野等騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のカゼノオトに8馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

6月22日、中1週で迎えた11戦目は、一般C3-4（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で桑野等騎手（2戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のスプリングチップに4馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

7月6日、中1週で迎えた12戦目は、リゲル特別（金沢ダート1500m 雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で桑野等騎手（3戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のスピリットライアンに3馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

7月29日、中2週で迎えた13戦目は、一般C2-2（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で桑野等騎手（4戦3勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では猛烈な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のシルクトラベラーに2馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

8月24日、中3週で迎えた14戦目は、シリウス特別（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で桑野等騎手（5戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったアイティメルヘンにねじ伏せられてクビ差の2着に甘んじた。

9月1日、連闘で迎えた15戦目は、一般B4-3（金沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で桑野等騎手（6戦4勝）。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では見所を作れず3着に敗れた。

9月21日、中2週で迎えた16戦目は、シリウス特別（金沢ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は8戦連続で桑野等騎手（7戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず9着に敗れた。

10月7日、中1週で迎えた17戦目は、シリウス特別（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は9戦連続で桑野等騎手（8戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚がパッとせず4着に敗れた。

10月21日、中1週で迎えた18戦目は、一般C1-2（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で桑野等騎手（9戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったカブキサイレンスにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

11月2日、中1週で迎えた19戦目は、シリウス特別（金沢ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で桑野等騎手（10戦4勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

11月18日、中1週で迎えた20戦目は、一般C1-2（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は12戦連続で桑野等騎手（11戦4勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に敗れた。

12月16日、中3週で迎えた21戦目は、吉田晃浩騎手を鞍上に迎えて、一般C1-2（金沢ダート1400m 晴/不良）に出走。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚色が鈍り5着に終わった。

5歳（2009年）

1月22日、中4週で迎えた22戦目は、茶畑雄誠騎手を鞍上に迎えて、すいせん賞（園田ダート1400m 雨/重）に出走。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く11着に終わった。

2月11日、中2週で馬体重を前走から15kg減らして迎えた23戦目は、4歳以上B2一（園田ダート1230m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で茶畑雄誠騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に終わった。

2月25日、中1週で馬体重を前走から15kg戻して迎えた24戦目は、JRASSカップ（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で茶畑雄誠騎手（2戦0勝）。11頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では見せ場を作れず10着に終わった。

4月5日、中5週で馬体重を前走から17kg絞って迎えた25戦目は、畑中信司騎手を鞍上に迎えて、大崎上島産・デコポン杯（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには絡めず4着に敗れた。

4月20日、中1週で迎えた26戦目は、一般B3-3（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で畑中信司騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

5月4日、中1週で迎えた27戦目は、一般B4-2（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で畑中信司騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に敗れた。

5月18日、中1週で迎えた28戦目は、一般B4-2（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で畑中信司騎手（3戦0勝）。8頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場なく8着に終わった。

6月2日、中1週で迎えた29戦目は、一般B4-3（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で畑中信司騎手（4戦0勝）。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが鈍く5着に終わった。

9月7日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた30戦目は、一般B4-3（金沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で畑中信司騎手（5戦0勝）。5頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず5着に終わった。

9月19日、中1週で迎えた31戦目は、一般B4-3（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で畑中信司騎手（6戦0勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

9月27日、連闘で迎えた32戦目は、一般B4-3（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で畑中信司騎手（7戦0勝）。6頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず5着に終わった。

10月11日、中1週で迎えた33戦目は、一般B4-3（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で畑中信司騎手（8戦0勝）。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では全く伸びず9着に終わった。