カネトシエフォート（2010年生、母ニシノルージュ）

カネトシエフォート（2010年4月7日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋努力」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のスウェプトオーヴァーボード（当時13歳）と交配したニシノルージュが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）タニグチ牧場。戦績は、中央平地12戦0勝2着1回、地方22戦2勝2着3回。主な勝ち鞍は2014年の雷光賞(一般C1)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、タニグチ牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。1歳のとき、タニグチ牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、兼松利男によって441万円で落札された。

野村彰彦厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2012年）

11月10日、デビュー戦は秋山真一郎騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は458kg。14頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず7着に終わった。

12月2日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい10着に終わった。

12月22日、中2週で迎えた3戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/不良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では息の長い末脚を披露し、3着を確保した。

3歳（2013年）

1月26日、中4週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（2戦0勝）。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。先手を取る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み6着に沈んだ。

2月10日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（3戦0勝）。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に敗れた。

3月10日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、長岡禎仁騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天賦の負けじ心を発揮してゴールまで勇戦し、4着に入った。

3月24日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で長岡禎仁騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、5着に終わった。

4月7日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（福島ダート1000m 雨/不良）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で長岡禎仁騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に敗れた。

5月11日、中4週で迎えた9戦目は、原田敬伍騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では物凄い伸び脚で追い上げたが、抜け出したカトラスにクビ差届かず2着となった。

5月25日、中1週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で原田敬伍騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後はバテてしまい12着に敗れた。

7月20日、中7週で迎えた11戦目は、藤懸貴志騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に敗れた。

8月24日、中4週で迎えた12戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1000m 雨/不良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で藤懸貴志騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に敗れた。

10月28日、中8週で馬体重を前走から17kg増やして迎えた13戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、一般C1五六（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では生得の持続力でしぶとく粘り込んで、最後は2着のモエレピンクダイヤをクビ差振り切って待望の初白星を挙げた。

11月15日、中2週で迎えた14戦目は、増田充宏騎手を鞍上に迎えて、かめ太郎特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ハナに立ち、かなり緩いペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が衰えて11着に終わった。

12月4日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた15戦目は、ありがとう「福山競馬」（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で増田充宏騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、5着に終わった。

12月19日、中1週で迎えた16戦目は、ハッピーエンド特別（川崎ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で増田充宏騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では切れる脚を使えず11着に終わった。

4歳（2014年）

1月2日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた17戦目は、激走賞（川崎ダート900m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で増田充宏騎手（3戦0勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味の強い精神力で最後まで奮闘したが、勝ったヨユウノヨッチャンにねじ伏せられて1馬身差の2着となった。

1月10日、連闘で迎えた18戦目は、宮城おおさき高橋英文引退記念（船橋ダート1000m 晴/不良）に出走。鞍上は町田直希騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

3月5日、中7週で迎えた19戦目は、雷光賞（川崎ダート900m 雨/不良）に出走。鞍上は増田充宏騎手（4戦0勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、やや遅いペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のギンザグリングラスをクビ差振り切って2勝目を手に入れた。

4月16日、中5週で迎えた20戦目は、春雷特別（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で増田充宏騎手（5戦1勝）。12頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚にキレが無く12着に終わった。

5月8日、中2週で迎えた21戦目は、一般C1（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で増田充宏騎手（6戦1勝）。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では余力が残っておらず10着に終わった。

6月10日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた22戦目は、神速賞（川崎ダート900m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で増田充宏騎手（7戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではものすごい伸び脚で猛進したが、サウスヤクモにハナ差交わされて2着に甘んじた。

7月1日、中2週で迎えた23戦目は、風神賞（川崎ダート900m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で増田充宏騎手（8戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では迫力満点の伸びを見せたが、サウスヤクモにクビ差交わされて2着に惜敗した。

7月24日、中2週で迎えた24戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、烈風賞（川崎ダート900m 雨/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

9月23日、中8週で迎えた25戦目は、秋風スプリント（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は増田充宏騎手（9戦1勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では最後まで息が続かず11着に敗れた。

10月16日、中2週で迎えた26戦目は、森のハーモニーカッピー特別（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で増田充宏騎手（10戦1勝）。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、やや遅いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ5着に敗れた。

11月6日、中2週で迎えた27戦目は、瀬川将輝騎手を鞍上に迎えて、光速賞（川崎ダート900m 雨/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に敗れた。

12月2日、中3週で迎えた28戦目は、藤江渉騎手を鞍上に迎えて、烈風スプリント（船橋ダート1000m 晴/不良）に出走。14頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、極端なハイペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天授の闘争心でゴールまで頑張り、4着を確保した。

12月19日、中1週で迎えた29戦目は、川崎読売会記念（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤江渉騎手（1戦0勝）。13頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が鈍り11着に終わった。

5歳（2015年）

1月1日、中1週で迎えた30戦目は、初夢特別（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤江渉騎手（2戦0勝）。12頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。逃げを打ち、若干遅いペースでレースを進める。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず9着に終わった。

1月29日、中3週で迎えた31戦目は、銀嶺特別（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で藤江渉騎手（3戦0勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい6着に敗れた。

2月11日、中1週で迎えた32戦目は、早春スプリント（船橋ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で藤江渉騎手（4戦0勝）。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では余力が残っておらず12着に終わった。

3月4日、中2週で迎えた33戦目は、雷光賞（川崎ダート900m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で藤江渉騎手（5戦0勝）。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が鈍り10着に終わった。

3月30日、中3週で迎えた34戦目は、春眠特別（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は増田充宏騎手（11戦1勝）。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。先手を取る形となり、超スローペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は減速してしまい7着に終わった。