トーセングレイス（2002年生、母ラウレルシーダー）

トーセングレイス（2002年4月7日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋優美」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のフサイチソニック（当時5歳）と交配したラウレルシーダーが19歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は増本良孝。戦績は、中央平地10戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は2005年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

田村康仁厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2004年）

7月24日、デビュー戦は中舘英二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は420kg。11頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場なく5着に終わった。

3歳（2005年）

4月30日、約9か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた2戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。先手を取り、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、グロリアスアーチに交わされて1馬身差の2着となった。

5月21日、中2週で迎えた3戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。17頭立ての1番人気に推されて18番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

6月25日、中4週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（函館芝1200m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず7着に敗れた。

7月31日、中4週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤田伸二騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では卓出した伸び脚で猛進したが、伸びてきたマイネルパシオン決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

8月21日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（札幌芝1200m 雨/良）に出走。鞍上は松岡正海騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして、最後は2着のカヤドールージュを半馬身振り切って未勝利勝ちを決めた。

10月1日、中5週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（2戦1勝）。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。最後は脚を失くしてしまい14着に終わった。

4歳（2006年）

3月12日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から26kg減らして迎えた8戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下の岡崎特別（中京芝1200m 曇/稍重）に出走。15頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では末脚を伸ばせず15着に終わった。

5月27日、約2か月半の間隔を開けて迎えた9戦目は、G.ボス騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1400m 雨/稍重）に出走。18頭立ての17番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚を伸ばせず10着に終わった。

9月24日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、3歳以上500万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では余力が残っておらず14着に終わった。