プリティマックス（2014年生、母ビクトリーステップ）

プリティマックス（2014年3月30日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「最高に可愛い」。毛色は栗毛。種牡馬のアドマイヤマックス（当時15歳）と交配したビクトリーステップが16歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は前谷武志。主な勝ち鞍は2019年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

1歳のとき、前谷武志から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、丸岡啓一によって302.4万円で落札された。

菊川正達厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2016年）

11月6日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は426kg。18頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

12月4日、中3週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したアメイズミーを差し切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

12月24日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線に入ると、前で粘るメリークンを圧倒的な末脚で半馬身差し切って未勝利戦を制した。

3歳（2017年）

4月8日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、3歳500万下（中山ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田善臣騎手（3戦1勝）。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天授の負けじ魂を発揮してゴールまで頑張り、5着を確保した。

5月14日、中4週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた5戦目は、3歳500万下（東京ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で柴田善臣騎手（4戦1勝）。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では余力が残っておらず16着に敗れた。

7月15日、中8週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下の郡山特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で柴田善臣騎手（5戦1勝）。14頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、3着に入った。

8月13日、中3週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は7戦連続で柴田善臣騎手（6戦1勝）。17頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のトワイライトライフに半馬身の差をつけて制した。

9月3日、中2週で迎えた8戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の飯豊特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で柴田善臣騎手（7戦2勝）。17頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚勢がやや鈍り、5着に終わった。

10月29日、中7週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下の河口湖特別（東京ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は9戦連続で柴田善臣騎手（8戦2勝）。16頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びを欠き11着に終わった。

12月2日、中4週で迎えた10戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に終わった。

4歳（2018年）

2月10日、中9週で迎えた11戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の帆柱山特別（小倉芝1200m 雨/稍重）に出走。18頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

2月25日、中1週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の周防灘特別（小倉芝1200m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡巧也騎手（1戦0勝）。18頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚に勢いがなく13着に敗れた。

5月19日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の大日岳特別（新潟芝1200m 小雨/重）に出走。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では全く伸びず9着に敗れた。

7月22日、中8週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた14戦目は、3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（9戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

8月12日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（10戦2勝）。18頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。6着に終わった。

9月15日、中4週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下の古作特別（中山芝1200m 外回り小雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（11戦2勝）。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れる脚を使えず8着に敗れた。

10月21日、中4週で迎えた17戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着に入った。

11月3日、中1週で迎えた18戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山武史騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始9番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず8着に敗れた。

5歳（2019年）

1月14日、中9週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山武史騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、5着に終わった。

2月9日、中3週で迎えた20戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉芝1200m 小雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で横山武史騎手（3戦0勝）。18頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走したが、5着に終わった。

2月24日、中1週で迎えた21戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で横山武史騎手（4戦0勝）。14頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず10着に敗れた。

3月17日、中2週で迎えた22戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいいところがなく8着に終わった。

5月4日、中6週で迎えた23戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は横山武史騎手（5戦0勝）。15頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のエースロッカーに2馬身の差をつけて久しぶりに美酒を浴びた。

5月18日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上1000万下の大日岳特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山武史騎手（6戦1勝）。16頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では伸びを欠き11着に終わった。

7月21日、中8週で迎えた25戦目は、野中悠太郎騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの白河特別（福島芝1200m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天資の闘争心でゴールまで力戦し、5着を確保した。

8月31日、中5週で迎えた26戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの飯豊特別（新潟芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で野中悠太郎騎手（1戦0勝）。18頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では余力が残っておらず16着に終わった。

9月28日、中3週で迎えた27戦目は、3歳以上2勝クラス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は横山武史騎手（7戦1勝）。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。最後はガス欠状態になり12着に終わった。

11月3日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた28戦目は、3歳以上2勝クラス（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は野中悠太郎騎手（2戦0勝）。14頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はタレてしまい14着に終わった。

6歳（2020年）

1月19日、約2か月半の間隔を開けて迎えた29戦目は、杉原誠人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの巌流島特別（小倉芝1200m 曇/重）に出走。18頭立ての18番人気で2番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に終わった。