メビウス（2012年生、母スターダーラ）

Mobius

2012.05.10

メビウス（2012年5月10日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「人名より」。毛色は栗毛。種牡馬のカネヒキリ（当時10歳）と交配したスターダーラが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）高昭牧場。戦績は、中央平地4戦0勝、地方9戦6勝。主な勝ち鞍は2016年の一般B2四。

経歴

デビュー前

的場均厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2015年）

6月13日、デビュー戦は的場勇人騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 曇/稍重）に出走。馬体重は480kg。16頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位には届かず12着に終わった。

8月9日、中7週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で的場勇人騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に終わった。

8月30日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 小雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で的場勇人騎手（2戦0勝）。15頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚に勢いがなく10着に終わった。

9月26日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で的場勇人騎手（3戦0勝）。16頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では決め手が足りず14着に終わった。

10月25日、中3週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた5戦目は、柴田勇真騎手を鞍上に迎えて、一般C2十（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のトゥーランドットに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

11月24日、中3週で迎えた6戦目は、一般C2五（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で柴田勇真騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のピュールボーテに2馬身半の差をつけて圧倒的人気に応えた。

12月8日、中1週で迎えた7戦目は、一般C2二（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で柴田勇真騎手（2戦2勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のプレーリーウィロウに6馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

12月24日、中1週で迎えた8戦目は、金沢競馬お年玉杯（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田勇真騎手（3戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のプリンシアソーレに7馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

4歳（2016年）

3月27日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から11kg減らして迎えた9戦目は、体験会来年度も開催感謝記念（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で柴田勇真騎手（4戦4勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

4月5日、連闘で迎えた10戦目は、一般C1-5（金沢ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で柴田勇真騎手（5戦4勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばしてあっさりと抜け出し、最後は2着のマヤノチャクリに4馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

4月18日、中1週で迎えた11戦目は、一般B2-3（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で柴田勇真騎手（6戦5勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら4番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず4着に敗れた。

5月1日、中1週で迎えた12戦目は、一般B2四（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で柴田勇真騎手（7戦5勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のゴールドバンカーに3馬身の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。

5月24日、中2週で迎えた13戦目は、若葉まつり賞（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で柴田勇真騎手（8戦6勝）。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。競走中止となった。