ロジリオン（2021年生、母ビービーバーレル）

ロジリオン（2021年3月6日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+父名より」。毛色は青鹿毛。種牡馬のリオンディーズ（当時8歳）と交配したビービーバーレルが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は坂東牧場。2024年のNHKマイルカップ(G1)で3着に入った他、2023年の京王杯2歳ステークス(G2)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、坂東牧場から「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、久米田正明によって4,070万円で落札された。

古賀慎明厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2023年）

7月30日、デビュー戦は北村宏司騎手を鞍上に据えて、2歳戦のメイクデビュー新潟（新潟芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は472kg。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を発揮したが、4着に終わった。

8月26日、中3週で迎えた2戦目は、野中悠太郎騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の2歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で追い上げたが、抜け出したセブンマイスターにハナ差届かず2着に甘んじた。

10月15日、中6週で迎えた3戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の2歳未勝利（東京芝1400m 雨/重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るメイザーキックを凄まじい末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

11月4日、中2週で迎えた4戦目は、2歳G2の京王杯2歳ステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は北村宏司騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では素晴らしい伸び脚で急追したが、抜け出したコラソンビートを捕まえ切れず、クビ差の2着となった。

3歳（2024年）

1月27日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から14kg増やして迎えた5戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンのクロッカスステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のオーキッドロマンスをアタマ差振り切って2勝目を奪取した。

3月16日、中6週で迎えた6戦目は、3歳G3のファルコンステークス（中京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（1戦1勝）。17頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

5月5日、中6週で迎えた7戦目は、3歳G1のNHKマイルカップ（東京芝1600m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は戸崎圭太騎手（1戦1勝）。18頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

6月23日、中6週で迎えた8戦目は、ハンデ戦でオープンのパラダイスステークス（東京芝1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は三浦皇成騎手（2戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

8月11日、中6週で迎えた9戦目は、永野猛蔵騎手を鞍上に迎えて、G3の関屋記念（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、4着に入った。

10月19日、中9週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた10戦目は、G2の富士ステークス（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（2戦0勝）。17頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入った。

11月23日、中4週で迎えた11戦目は、キャピタルステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（3戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

4歳（2025年）

1月5日、中5週で迎えた12戦目は、ハンデG3の京都金杯（中京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は三浦皇成騎手（3戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

2月15日、中5週で迎えた13戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの洛陽ステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のデビットバローズをクビ差振り切って3勝目を手中に収めた。