アメリカンストーム（2012年生、母Lady Canna）

アメリカンストーム（2012年1月16日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋嵐」。毛色は栗毛。種牡馬のGiant's Causeway（当時15歳）と交配したLady Cannaが11歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地15戦2勝2着2回、地方2戦2勝。主な勝ち鞍は2016年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

相沢郁厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2015年）

1月31日、デビュー戦は三浦皇成騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京ダート1600m 晴/不良）に出走。馬体重は526kg。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く10着に終わった。

6月14日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

6月28日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京ダート2100m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で石川裕紀人騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に敗れた。

7月26日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で石川裕紀人騎手（2戦0勝）。15頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は垂れてしまい10着に敗れた。

8月29日、中4週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた5戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では矢のような伸び脚で猛追したが、抜け出したベイビータピットを差し切れず、3馬身半差の2着となった。

9月27日、中3週で迎えた6戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮したが、3着に終わった。

11月6日、中5週で馬体重を前走から24kg増やして迎えた7戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の名古屋けいば応援記念（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のアマレッティをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

11月27日、中2週で迎えた8戦目は、雷鳥特別（笠松ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で安部幸夫騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のエンジェルキッスに1馬身半の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。

4歳（2016年）

1月16日、中6週で迎えた9戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず9着に敗れた。

1月30日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1800m 曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は松田大作騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に終わった。

3月20日、中6週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、リードを2馬身以上保って、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鋭く末脚を伸ばして、最後は2着のミッキードラマに2馬身の差をつけて3勝目をゲットした。

4月16日、中3週で迎えた12戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の利根川特別（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではいいところがなく10着に敗れた。

8月14日、約4か月の休み明けで迎えた13戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、豪快な末脚を爆発させて、最後は2着のアドマイヤロマンに1馬身半の差をつけて休み明けの一戦を制した。

8月27日、中1週で迎えた14戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のポプラ特別（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての9番人気で大外13番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びを欠き5着に終わった。

10月30日、中8週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた15戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の三峰山特別（東京ダート1600m 曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

5歳（2017年）

5月13日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から6kg戻して迎えた16戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（東京ダート1600m 雨/不良）に出走。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、3着に入った。

6月4日、中2週で迎えた17戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の三浦特別（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったシュナウザーに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。