タナロット（2016年生、母レディアドバンス）

タナロット（2016年2月12日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「インドネシア、バリ島にある寺院名」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のメイショウサムソン（当時13歳）と交配したレディアドバンスが16歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は坂本智広。主な勝ち鞍は2020年の一般C9。

経歴

デビュー前

1歳のとき、坂本智広から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、ミルファームによって540万円で落札された。

斎藤誠厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2018年）

6月17日、デビュー戦は嶋田純次騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1400m 曇/良）に出走。馬体重は456kg。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では伸びあぐねて11着に終わった。

6月30日、中1週で迎えた2戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（函館芝1200m 曇/稍重）に出走。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず11着に終わった。

8月18日、中6週で迎えた3戦目は、長岡禎仁騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（札幌芝1200m 晴/良）に出走。7頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に終わった。

10月14日、中7週で迎えた4戦目は、杉原誠人騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。最後は、勝ったテンモントムから3/4馬身差の2着となった。

11月3日、中2週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で杉原誠人騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず11着に敗れた。

11月11日、連闘で迎えた6戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。15頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では見せ場を作れず15着に敗れた。

11月25日、中1週で迎えた7戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に終わった。

3歳（2019年）

8月17日、約9か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝1000m 晴/良）に出走。18頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。13着に敗れた。

9月18日、中4週で迎えた9戦目は、板野央騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が冴えず9着に終わった。

10月4日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で板野央騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く10着に終わった。

10月18日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で板野央騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に終わった。

11月1日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で板野央騎手（3戦0勝）。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に終わった。

11月14日、中1週で迎えた13戦目は、木本直騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に終わった。

11月28日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上C3（園田ダート820m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で木本直騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず最後はイチバンクジと並んで6着同着となった。

12月13日、中1週で迎えた15戦目は、松木大地騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C3（園田ダート1230m 晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に終わった。

12月26日、中1週で迎えた16戦目は、渡瀬和幸騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C3一（園田ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚が止まってしまい8着に終わった。

4歳（2020年）

1月3日、連闘で迎えた17戦目は、4歳以上C3（園田ダート820m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で渡瀬和幸騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい4着に終わった。

1月22日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上C3（姫路ダート800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で渡瀬和幸騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に終わった。

2月6日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上C3（姫路ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で渡瀬和幸騎手（3戦0勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず4着に終わった。

2月18日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上C3（園田ダート820m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で渡瀬和幸騎手（4戦0勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

3月11日、中2週で迎えた21戦目は、4歳以上C3二（園田ダート820m 曇/不良）に出走。鞍上は木本直騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったビナシスターに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

3月31日、中2週で迎えた22戦目は、4歳以上C3（園田ダート820m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で木本直騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

5月5日、中4週で迎えた23戦目は、4歳以上C3（園田ダート820m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で木本直騎手（4戦0勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に敗れた。

5月21日、中1週で迎えた24戦目は、笹田知宏騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C3（園田ダート820m 曇/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。最後はバタバタになってしまい8着に敗れた。

6月3日、中1週で迎えた25戦目は、4歳以上C3（園田ダート1230m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は木本直騎手（5戦0勝）。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に終わった。

8月13日、中9週で馬体重を前走から23kg増やして迎えた26戦目は、吉井友彦騎手を鞍上に迎えて、一般C11（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に終わった。

8月27日、中1週で迎えた27戦目は、大原浩司騎手を鞍上に迎えて、一般C9 12（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の心肺能力で最後まで奮戦したが、クリノソルアステカに交わされて3馬身差の2着となった。

9月10日、中1週で迎えた28戦目は、一般C8（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は吉井友彦騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は失速してしまい8着に敗れた。

9月23日、中1週で迎えた29戦目は、一般C9（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉井友彦騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエイシンソプラノに5馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。