テンモントム（2016年生、母モエレマリーア）

テンモントム（2016年3月12日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「中国の湖南省で起こる、天の門が霧を吐いているように見える自然現象」。毛色は鹿毛。種牡馬のナカヤマフェスタ（当時10歳）と交配したモエレマリーアが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は小野秀治。主な勝ち鞍は2018年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、小野秀治から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、スピードファームによって324万円で落札された。

加藤和宏厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2018年）

6月3日、デビュー戦は木幡初也騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は432kg。15頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。端に立つ形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい10着に終わった。

7月8日、中4週で迎えた2戦目は、木幡育也騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島芝1200m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。13頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり11着に終わった。

8月26日、中6週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（新潟芝1000m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で木幡育也騎手（1戦0勝）。18頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。3着を確保した。

9月16日、中2週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（中山芝1200m 外回り曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で木幡育也騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。端を奪う形となり、後続との差を2馬身以上キープして、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入った。

10月14日、中3週で迎えた5戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1000m 晴/良）に出走。18頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。最後は、2着のタナロットに3/4馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

11月11日、中3週で迎えた6戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの福島2歳ステークス（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って15着に終わった。

12月2日、中2週で迎えた7戦目は、2歳500万下（中山ダート1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は木幡育也騎手（3戦0勝）。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では末脚が振るわず15着に終わった。

12月15日、中1週で迎えた8戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下のさざんか賞（阪神芝1200m 晴/良）に出走。13頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に終わった。

3歳（2019年）

1月14日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で大外16番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では脚を伸ばせず15着に終わった。

1月27日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた10戦目は、中谷雄太騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の若菜賞（京都芝1200m 晴/良）に出走。11頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず10着に終わった。

4月13日、約2か月半の間隔を開けて迎えた11戦目は、3歳500万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい7着に終わった。

5月11日、中3週で迎えた12戦目は、山田敬士騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のはやぶさ賞（新潟芝1000m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。7着に終わった。

5月26日、中1週で迎えた13戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都芝1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚に勢いがなく11着に終わった。

6月15日、中2週で迎えた14戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（函館芝1200m 曇/良）に出走。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい9着に終わった。

6月22日、連闘で迎えた15戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの長万部特別（函館芝1200m 曇/稍重）に出走。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では決め手が足りず5着に終わった。

7月14日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上1勝クラスの下北半島特別（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で黛弘人騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で大外11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には届かず10着に終わった。

9月1日、中6週で迎えた17戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの雷光特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。17頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。8着に終わった。

10月5日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた18戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は黛弘人騎手（2戦0勝）。13頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着を確保した。

10月27日、中2週で迎えた19戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で黛弘人騎手（3戦0勝）。11頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚を伸ばせず7着に終わった。

11月3日、連闘で馬体重を前走から12kg減らして迎えた20戦目は、3歳以上1勝クラス（福島ダート1150m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で黛弘人騎手（4戦0勝）。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には届かず7着に終わった。

11月24日、中2週で馬体重を前走から16kg戻して迎えた21戦目は、3歳以上1勝クラス（東京ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で黛弘人騎手（5戦0勝）。16頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では見せ場なく14着に終わった。

4歳（2020年）

2月23日、約3か月の休養明けで迎えた22戦目は、4歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で黛弘人騎手（6戦0勝）。16頭立ての15番人気で大外16番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に終わった。

3月14日、中2週で迎えた23戦目は、4歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は6戦連続で黛弘人騎手（7戦0勝）。15頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず11着に終わった。

3月22日、連闘で迎えた24戦目は、4歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で黛弘人騎手（8戦0勝）。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚色が衰えて16着に終わった。

4月27日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた25戦目は、福原杏騎手を鞍上に迎えて、アークトゥルス賞（大井ダート1200m 雨/重）に出走。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず13着に終わった。

5月21日、中2週で迎えた26戦目は、赤坂賞（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で福原杏騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では伸びを欠き10着に終わった。

6月4日、中1週で迎えた27戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、ジェミニ賞（大井ダート1000m 曇/良）に出走。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では息の長い末脚を披露し、3着に入り込んだ。

6月23日、中2週で迎えた28戦目は、ミヤサンキューティ賞（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に終わった。

7月9日、中1週で迎えた29戦目は、マーメイド賞（大井ダート1000m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で山崎誠士騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で大外10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に終わった。

7月29日、中2週で迎えた30戦目は、ゴールドヘッド賞（大井ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で山崎誠士騎手（3戦0勝）。16頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では余力が残っておらず15着に終わった。

8月19日、中2週で迎えた31戦目は、柿原翔騎手を鞍上に迎えて、一般B4（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

9月1日、中1週で迎えた32戦目は、一般B3（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で柿原翔騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に敗れた。

9月15日、中1週で迎えた33戦目は、今井貴大騎手を鞍上に迎えて、一般B3（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びを欠き6着に終わった。

9月30日、中1週で迎えた34戦目は、一般B3（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は柿原翔騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず5着に終わった。

10月24日、中2週で迎えた35戦目は、木村暁騎手を鞍上に迎えて、メルシャンワイン賞（盛岡ダート1400m 小雨/稍重）に出走。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では自慢の末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のタイニーキングに1馬身の差をつけて久々に勝利を挙げた。

11月7日、中1週で迎えた36戦目は、一般C1四（盛岡ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で木村暁騎手（1戦1勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったダンストンリアンを3/4馬身捉え切れず2着となった。

11月24日、中1週で迎えた37戦目は、一般C1（盛岡ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で木村暁騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鮮烈な末脚を弾けさせてあっさりと抜け出し、最後は2着のカラスミヤビに4馬身の差をつけて3勝目を獲得した。

12月8日、中1週で迎えた38戦目は、一般C1（水沢ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で木村暁騎手（3戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では堅調な伸びを見せたが、勝ったルーナセレナータに詰め切れず、8馬身差の2着に敗北した。

12月14日、連闘で迎えた39戦目は、一般B2（水沢ダート1300m 小雪/不良）に出走。鞍上は5戦連続で木村暁騎手（4戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のオリエンタルポリスをクビ差振り切って制した。

5歳（2021年）

1月15日、中4週で迎えた40戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、JA兵庫西アグリドリーム賞（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚勢が鈍り11着に終わった。

1月26日、中1週で迎えた41戦目は、寒風特別（姫路ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で大山真吾騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に終わった。

2月2日、連闘で迎えた42戦目は、鴨宮祥行騎手を鞍上に迎えて、小野市白雲谷温泉ゆぴか特別（姫路ダート1400m 晴/稍重）に出走。11頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に終わった。

2月16日、中1週で迎えた43戦目は、4歳以上B1二（姫路ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で鴨宮祥行騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場なく9着に終わった。

3月12日、中2週で迎えた44戦目は、復興祈念がんばろう大槌（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は木村暁騎手（5戦3勝）。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に終わった。

3月22日、中0週で迎えた45戦目は、一般B1（水沢ダート850m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で木村暁騎手（6戦3勝）。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に終わった。

4月5日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた46戦目は、塚本涼人騎手を鞍上に迎えて、スモークツリー賞（水沢ダート850m 曇/稍重）に出走。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に終わった。

4月18日、中1週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた47戦目は、一般B1（水沢ダート1400m 小雨/重）に出走。鞍上は木村暁騎手（7戦3勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず10着に終わった。