エースクレン（1986年生、母ラブリーブルー）

経歴

デビュー前

2歳（1988年）

9月17日、デビュー戦は増沢末夫騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（新潟芝1400m 曇/稍重）に出走。馬体重は532kg。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。前に出て、タフなペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、ツジノシャレードに交わされて5馬身差の2着に敗北した。

10月2日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で増沢末夫騎手（1戦0勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして、最後は2着のヒシゲンガをアタマ差振り切って初勝利を挙げた。

3歳（1989年）

6月3日、約8か月の休養明けで迎えた3戦目は、4歳400万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で増沢末夫騎手（2戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場なく4着に敗れた。

6月17日、中1週で迎えた4戦目は、4歳400万下のクレマチス賞（新潟芝1200m 小雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で増沢末夫騎手（3戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を炸裂させて難なく抜け出し、最後は2着のツジノシャレードに3馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

11月12日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた5戦目は、塚越一弘騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下のラジオ福島賞（福島芝1200m 曇/良）に出走。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

11月26日、中1週で迎えた6戦目は、4歳以上900万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は増沢末夫騎手（4戦2勝）。14頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら5番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

12月10日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上900万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で増沢末夫騎手（5戦2勝）。13頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

12月23日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上900万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で増沢末夫騎手（6戦2勝）。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線ではいい脚を見せられず16着に終わった。

4歳（1990年）

1月14日、中2週で迎えた9戦目は、酒井健二騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず4着に敗れた。

2月10日、中3週で迎えた10戦目は、5歳以上900万下（東京ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は増沢末夫騎手（7戦2勝）。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったメジロコリンにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着となった。

9月9日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた11戦目は、4歳以上500万下の葛飾特別（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で増沢末夫騎手（8戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。最後は失速してしまい9着に敗れた。

10月7日、中3週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた12戦目は、4歳以上500万下の檜原湖特別（福島ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で増沢末夫騎手（9戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

10月27日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下の久慈川特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で増沢末夫騎手（10戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始6番手を追走。直線では伸びあぐねて11着に敗れた。

11月25日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた14戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で増沢末夫騎手（11戦2勝）。14頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着に入った。

12月15日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた15戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で増沢末夫騎手（12戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚が続かず、4着に終わった。

5歳（1991年）

5月4日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた16戦目は、5歳以上500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は酒井健二騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のハシノユキゲショウに1馬身1/4の差をつけて久しぶりの実戦を制した。

5月26日、中2週で迎えた17戦目は、根本康広騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の’91ダービージョッキーズステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に敗れた。

6月9日、中1週で迎えた18戦目は、5歳以上900万下の石和特別（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は酒井健二騎手（2戦1勝）。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

6月22日、中1週で迎えた19戦目は、5歳以上900万下の松島特別（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は増沢末夫騎手（13戦2勝）。7頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み3着に沈んだ。

7月7日、中1週で迎えた20戦目は、5歳以上900万下の彦星賞（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で増沢末夫騎手（14戦2勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

8月10日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた21戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の月岡特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は酒井健二騎手（3戦1勝）。14頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では決め手に欠いて6着に終わった。

9月22日、中5週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた22戦目は、4歳以上900万下の犬吠埼特別（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は増沢末夫騎手（15戦2勝）。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では息長く終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のタモンテンを半馬身振り切って4勝目を手に入れた。

6歳（1992年）

9月12日、約12か月の休養明けで迎えた23戦目は、土谷智紀騎手を鞍上に迎えて、初風ステークス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではいい脚を見せられず16着に終わった。

10月11日、中3週で迎えた24戦目は、谷中公一騎手を鞍上に迎えて、福島民報杯（福島芝2000m 晴/良）に出走。9頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に終わった。

10月25日、中1週で迎えた25戦目は、ハンデG3のカブトヤマ記念（福島芝1800m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で谷中公一騎手（1戦0勝）。15頭立ての12番人気で大外15番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。最後は脚を失くしてしまい13着に終わった。

11月21日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた26戦目は、ハンデ戦のノベンバーステークス（東京芝1600m 曇/不良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で谷中公一騎手（2戦0勝）。18頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では速い脚を使えず10着に終わった。