タモンテン（1987年生、母プリテイゲラン）

タモンテン（1987年5月11日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のロイヤルニジンスキー（当時10歳）と交配したプリテイゲランが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はロイヤルファーム（有）新冠支場。戦績は、中央平地22戦5勝2着3回、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は1991年の冬至ステークス(ハンデ)。

経歴

デビュー前

藤原敏文厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1989年）

11月5日、デビュー戦は津曲浩二騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は440kg。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず4着に敗れた。

11月26日、中2週で迎えた2戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（東京芝1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のメイジグリーンを半馬身振り切って初白星を挙げた。

3歳（1990年）

1月27日、中8週で迎えた3戦目は、4歳500万下のセントポーリア賞（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦1勝）。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが鈍く6着に終わった。

2月17日、中2週で迎えた4戦目は、4歳500万下の春菜賞（東京芝1600m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で田中勝春騎手（2戦1勝）。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場を作れず8着に終わった。

10月20日、約8か月の休み明けで迎えた5戦目は、4歳以上500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田中勝春騎手（3戦1勝）。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着に入り込んだ。

11月10日、中2週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下（東京芝1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で田中勝春騎手（4戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るナイキルージュを鮮やかな末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて制した。

12月1日、中2週で迎えた7戦目は、4歳以上900万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は6戦連続で田中勝春騎手（5戦2勝）。6頭立ての2番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

12月16日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上900万下（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で田中勝春騎手（6戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では堅調な伸びを見せたが、伸びてきたミョウジントップ決め手に屈してハナ差の2着に甘んじた。

4歳（1991年）

1月20日、中4週で迎えた9戦目は、5歳以上900万下の若潮賞（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で田中勝春騎手（7戦2勝）。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に敗れた。

7月27日、約6か月半の休み明けで迎えた10戦目は、蛯沢誠治騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、ぐんぐんと終いの脚を伸ばして、最後は2着のフジノヒカルに1馬身1/4の差をつけて久しぶりの実戦を制した。

8月24日、中3週で迎えた11戦目は、4歳以上900万下の赤倉特別（新潟芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（8戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、伸びてきたキャロットスキー決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

9月22日、中3週で迎えた12戦目は、4歳以上900万下の犬吠埼特別（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（9戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、伸びてきたエースクレン決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

10月12日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上900万下の六社特別（東京芝1800m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で田中勝春騎手（10戦2勝）。6頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では自慢の末脚を爆発させて悠々と抜け出し、最後は2着のシンボリダンサーに3馬身半の差をつけて1番人気に応えた。

11月24日、中5週で迎えた14戦目は、ハンデ戦のウェルカムステークス（東京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は蛯沢誠治騎手（1戦1勝）。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に敗れた。

12月15日、中2週で迎えた15戦目は、ハンデ戦の冬至ステークス（中山芝2500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯沢誠治騎手（2戦1勝）。6頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一歩一歩確実に差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のクラシックダンサーを3/4馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

5歳（1992年）

2月2日、中6週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた16戦目は、白嶺ステークス（東京芝1800m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で蛯沢誠治騎手（3戦2勝）。15頭立ての4番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、5着に終わった。

8月9日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg絞って迎えた17戦目は、G3の関屋記念（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は田中勝春騎手（11戦3勝）。15頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に終わった。

6歳（1993年）

1月10日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から14kg戻して迎えた18戦目は、ジャニュアリーステークス（中山芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（12戦3勝）。13頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。最後は一杯になって10着に終わった。

1月31日、中2週で迎えた19戦目は、白嶺ステークス（東京芝1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で田中勝春騎手（13戦3勝）。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に敗れた。

2月20日、中2週で迎えた20戦目は、白富士ステークス（東京芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田中勝春騎手（14戦3勝）。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら4番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい13着に終わった。

3月14日、中2週で迎えた21戦目は、ハンデ戦のサンシャインステークス（中山芝2500m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で田中勝春騎手（15戦3勝）。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、3着を確保した。

4月3日、中2週で迎えた22戦目は、ブラッドストーンステークス（中山芝3200m 外→内晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で田中勝春騎手（16戦3勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

11月14日、約7か月半の休養明けで迎えた23戦目は、三上智也騎手を鞍上に迎えて、せんげん山特別（足利ダート1700m 晴/不良）に出走。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。8着に敗れた。