クラシックダンサー（1987年生、母ビクトリアクラウン）

クラシックダンサー（1987年5月26日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のノーザンテースト（当時16歳）と交配したビクトリアクラウンが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）千代田牧場。戦績は、中央平地22戦5勝2着3回。主な勝ち鞍は1991年の白秋ステークス。

経歴

デビュー前

高橋祥泰厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1990年）

7月21日、デビュー戦は蛯名正義騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（新潟芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は486kg。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では逸出した伸び脚で猛追したが、勝ったフレッシュアイドルに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

8月4日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のグリーンコメットを3/4馬身振り切って初白星を挙げた。

8月25日、中2週で迎えた3戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では目を引く伸びを見せたが、勝ったポットカラミティーにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。

9月23日、中3週で迎えた4戦目は、4歳以上500万下（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手（1戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。

4歳（1991年）

1月7日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた5戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で岡部幸雄騎手（2戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天授の闘志でゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

2月3日、中3週で迎えた6戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で岡部幸雄騎手（3戦0勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

2月16日、中1週で迎えた7戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で岡部幸雄騎手（4戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

3月10日、中2週で迎えた8戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で岡部幸雄騎手（5戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。競走中止となった。

3月23日、中1週で迎えた9戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/不良）に出走。14頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではきっちりと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のサファイヤダンサーを半馬身振り切って勝利をモノにする

4月21日、中3週で迎えた10戦目は、5歳以上900万下（東京芝2300m 曇/良）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（6戦0勝）。6頭立ての2番人気で3番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では決め手が足りず3着に敗れた。

5月11日、中2週で迎えた11戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の八ヶ岳特別（東京芝2000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手（7戦0勝）。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

6月1日、中2週で迎えた12戦目は、5歳以上900万下の秋川特別（東京芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は田中勝春騎手（1戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のミョウジントップを3/4馬身振り切って3勝目を手中に収めた。

6月16日、中1週で迎えた13戦目は、ハンデ戦の福島テレビ杯（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（2戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚が振るわず4着に敗れた。

7月14日、中3週で迎えた14戦目は、4歳以上900万下の阿賀野川特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中勝春騎手（3戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではきちんと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のフライトピアをクビ差振り切って先頭ゴールを果たした。

8月11日、中3週で迎えた15戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の新潟日報賞（新潟芝1800m 曇/稍重）に出走。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

9月15日、中4週で迎えた16戦目は、G3のオールカマー（中山芝2200m 外回り曇/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は岡部幸雄騎手（8戦0勝）。14頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚にキレが無く9着に敗れた。

10月6日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた17戦目は、オクトーバーステークス（東京芝2300m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手（9戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

10月26日、中2週で迎えた18戦目は、白秋ステークス（東京芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で岡部幸雄騎手（10戦0勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では驚異的な末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のゴールデンテシオに3馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

11月17日、中2週で迎えた19戦目は、ハンデG2のアルゼンチン共和国杯（東京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に敗れた。

12月15日、中3週で迎えた20戦目は、ハンデ戦の冬至ステークス（中山芝2500m 曇/良）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（11戦1勝）。6頭立ての2番人気で6番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったタモンテンを3/4馬身捉え切れず2着に敗れた。

5歳（1992年）

2月3日、中6週で迎えた21戦目は、ハンデG3のダイヤモンドステークス（東京芝3200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手（12戦1勝）。15頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、5着に入り込んだ。

3月8日、中4週で迎えた22戦目は、ハンデ戦のサンシャインステークス（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（4戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では切れ味光る末脚を披露したが、3着に終わった。