フライトピア（1988年生、母ルバンドベール）

フライトピア（1988年4月27日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のマグニテユード（当時13歳）と交配したルバンドベールが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡追分町、生産者はフロンテアスタッド。戦績は、中央平地6戦1勝2着1回、地方7戦5勝2着1回。1991年のラジオたんぱ賞(G3)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

鈴木敬三厩舎（新潟）へ入厩。

2歳（1990年）

9月22日、デビュー戦は大枝幹也騎手を鞍上に据えて、3歳A（新潟(地)ダート800m 晴/良）に出走。馬体重は497kg。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のオーロダンサーをクビ差制して初勝利を挙げた。

10月16日、中2週で迎えた2戦目は、3歳（新潟(地)ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大枝幹也騎手（1戦1勝）。5頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。最後は、2着のポップマインドに5馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

11月11日、中3週で迎えた3戦目は、2歳戦の新潟ジュニアカップイ（新潟(地)ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で大枝幹也騎手（2戦2勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。最後は、2着のマリナデルレイに半馬身の差をつけて負け無しの3連勝を決めた。

12月3日、中2週で迎えた4戦目は、3歳（新潟(地)ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で大枝幹也騎手（3戦3勝）。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったサンダースパークから4馬身差の2着に敗北した。

12月17日、中1週で迎えた5戦目は、3歳（新潟(地)ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で大枝幹也騎手（4戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のサンダースパークをクビ差制して勝利を手中に収めた。

3歳（1991年）

5月1日、約4か月半の休養明けで迎えた6戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のチューリップ特別（大井ダート1700m 曇/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。最後は、2着のジングウソブリンに半馬身の差をつけて久方ぶりの実戦を物にした。

5月17日、中1週で迎えた7戦目は、桑島孝春騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の若草賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。4着に終わった。

6月30日、中5週で迎えた8戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳G3のラジオたんぱ賞（福島芝1800m 晴/良）に出走。芝レース、重賞競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

7月14日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上900万下の阿賀野川特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったクラシックダンサーにねじ伏せられてクビ差の2着に惜敗した。

8月4日、中2週で迎えた10戦目は、増沢末夫騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の天の川ステークス（新潟芝2200m 外回り曇/重）に出走。17頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るキヌノカガヤキを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

8月25日、中2週で迎えた11戦目は、田面木博公騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の新潟記念（新潟芝2000m 外回り曇/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を披露したが、5着に終わった。

9月22日、中3週で迎えた12戦目は、南井克巳騎手を鞍上に迎えて、3歳G2の神戸新聞杯（中京芝2000m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。

4歳（1992年）

12月13日、約15か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた13戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の矢作川特別（中京ダート1700m 雨/稍重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では決め手が足りず、4着に終わった。