第29回 アルゼンチン共和国杯 (G2)

レース展開

ウィナーズゴールドがレースを牽引、そのすぐ後ろに続くフミヒサ

ウィナーズゴールドが先頭に立つ形となり、リードを1馬身ほど確保して集団を引っ張っていく。単独の2番手にフミヒサが続く。その後ろ、カネハボマイが3番手の絶好位につける。先団後ろのポジションにいるのはヒノデブレイブとトウショウファルコ。その1馬身後ろ、ビーチハウスは中団やや前。ミスターシクレノン、リアルボーイ、ホワイトストーンらは中団馬群のちょうど真ん中を併走。コクサイロイヤルとクラシックダンサーは中団後方の位置取り。メイショウビトリアとヤマニングローバルは後方4番手に待機して機をうかがう。後方3番手で腰を据えて折り合いをつけるのはジュネーブシンボリ。少し間が空いて、後方2番手の位置でじっと我慢するのはトーワタケシバ。最後方にアマミオウジがいる隊列で最初のコーナーを通過。

アルゼンチン共和国杯、ヤマニングローバルが中団後方から一際目立つ決め脚を披露して前方の馬達を一気にねじ伏せる

先頭はトウショウファルコでリードは1馬身。2番手にウィナーズゴールドとメイショウビトリアが続く。その後ろ、フミヒサとビーチハウスが4番手。このような先行勢の隊列で、最終コーナーを通過した。

直線コースに入って、7番手から抜け出したのはリアルボーイ。そのまま押し切るかに思われたが、中団後方にいたヤマニングローバルが目の覚めるような末脚を炸裂させ前にいた9頭を次々と抜き去り、最後は後続に1馬身1/4の差をつけてトップでゴールへと飛び込んだ。2着には、中団の位置から迫力のある伸び脚で猛進したリアルボーイが続き、2着と1馬身1/4差の3着には、後方2番手の位置から力強いフットワークでゴールまで走り切った13番人気のジュネーブシンボリが入った。そこからクビ差遅れた4着には、後方4番手で直線を迎えたトーワタケシバが入線、さらに半馬身差の5着には、中団後方にいたコクサイロイヤルが食い込んだ。1番人気のホワイトストーンは中団にいたが失速して15着に敗れた。2番人気のビーチハウスは好位にいたが最後一杯になって12着に敗れた。