シンボリダンサー（1988年生、母スイートシャンタン）

シンボリダンサー（1988年3月27日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は青鹿毛。種牡馬のイルドブルボン（当時13歳）と交配したスイートシャンタンが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はシンボリ牧場。戦績は、中央平地26戦5勝2着5回、地方8戦0勝2着1回。主な勝ち鞍は1992年の’92フェアウェルステークス。

経歴

デビュー前

畠山重則厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1990年）

9月9日、デビュー戦は岡部幸雄騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。馬体重は460kg。13頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったイイデスパークにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

9月30日、中2週で迎えた2戦目は、3歳新馬（中山芝1600m 外回り雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手（1戦0勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のグレコローマンに8馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

11月18日、中6週で迎えた3戦目は、2歳オープンの府中3歳ステークス（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部幸雄騎手（2戦1勝）。7頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。直線では鋭い脚を使えず4着に敗れた。

12月15日、中3週で迎えた4戦目は、3歳500万下のひいらぎ賞（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で岡部幸雄騎手（3戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るミノリスパークルを鮮烈な末脚でハナ差だけ差し切って2勝目を収める

3歳（1991年）

3月17日、約3か月の休養明けで迎えた5戦目は、3歳オープンの若葉ステークス（中山芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で岡部幸雄騎手（4戦2勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では見所を作れず6着に敗れた。

10月12日、約7か月の休み明けで迎えた6戦目は、4歳以上900万下の六社特別（東京芝1800m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で岡部幸雄騎手（5戦2勝）。6頭立ての2番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったタモンテンに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗れた。

11月16日、中4週で迎えた7戦目は、4歳以上900万下の初冬特別（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で岡部幸雄騎手（6戦2勝）。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、ドリームドリームに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

12月8日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上900万下の北総特別（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で岡部幸雄騎手（7戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、抜け出したユーワビームを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

4歳（1992年）

1月26日、中6週で迎えた9戦目は、5歳以上900万下の若潮賞（中山芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で岡部幸雄騎手（8戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のエイシンキャロルを3/4馬身振り切ってファンの期待に応えた。

7月11日、約5か月半の休養明けで迎えた10戦目は、安達太良ステークス（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で岡部幸雄騎手（9戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では卓出した伸び脚で急追したが、抜け出したホーセンルビーにクビ差届かず2着に甘んじた。

10月24日、約3か月半の休養明けで迎えた11戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（東京芝1800m 雨/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

11月14日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上900万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（10戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを奪い、かなり緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ確実に前との差を詰めて、最後は2着のホクトベルビューをハナ差振り切って勝利をモノにする

12月27日、中5週で迎えた13戦目は、’92フェアウェルステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るシャンソニエールを鮮やかな末脚で3/4馬身差し切って5勝目をマークした。

5歳（1993年）

1月10日、中1週で迎えた14戦目は、ジャニュアリーステークス（中山芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（2戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に敗れた。

1月31日、中2週で迎えた15戦目は、白嶺ステークス（東京芝1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で蛯名正義騎手（3戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。最後はタレてしまい12着に敗れた。

2月27日、中3週で迎えた16戦目は、ハンデ戦の内外タイムス杯（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で蛯名正義騎手（4戦1勝）。14頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮し、3着に入った。

10月30日、約8か月の休養明けで迎えた17戦目は、白秋ステークス（東京芝2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で蛯名正義騎手（5戦1勝）。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではいいところがなく9着に終わった。

11月21日、中2週で迎えた18戦目は、柴田政人騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の東京競馬場開設60周年記念ノベンバーステ（東京芝1600m 晴/不良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

12月26日、中4週で迎えた19戦目は、’93フェアウェルステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（6戦1勝）。13頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって12着に敗れた。

6歳（1994年）

1月9日、中1週で迎えた20戦目は、ジャニュアリーステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（7戦1勝）。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り7着に敗れた。

1月30日、中2週で迎えた21戦目は、白嶺ステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で蛯名正義騎手（8戦1勝）。15頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びを欠き12着に終わった。

2月19日、中2週で迎えた22戦目は、ハンデ戦の白富士ステークス（東京芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で蛯名正義騎手（9戦1勝）。14頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着を確保した。

3月13日、中2週で迎えた23戦目は、ハンデ戦のサンシャインステークス（中山芝2500m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で蛯名正義騎手（10戦1勝）。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、4着に終わった。

4月16日、中4週で迎えた24戦目は、総武ステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で蛯名正義騎手（11戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では全く伸びず6着に敗れた。

5月7日、中2週で迎えた25戦目は、薫風ステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で蛯名正義騎手（12戦1勝）。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では今一つ伸び切れず12着に終わった。

9月10日、約4か月の休み明けで迎えた26戦目は、菅原隆明騎手を鞍上に迎えて、ながつきステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に終わった。

11月16日、中9週で迎えた27戦目は、長橋秀樹騎手を鞍上に迎えて、霜月特別（上山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。5着に敗れた。

11月29日、中1週で迎えた28戦目は、一般A2（上山ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で長橋秀樹騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。3着に終わった。

7歳（1995年）

4月25日、約5か月の休み明けで迎えた29戦目は、卯月特別（上山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で長橋秀樹騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。最後は、勝ったタケデンマンゲツから4馬身差の2着となった。

5月14日、中2週で迎えた30戦目は、さつき賞（上山ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で長橋秀樹騎手（3戦0勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。6着に敗れた。

5月30日、中1週で迎えた31戦目は、小国博行騎手を鞍上に迎えて、一般A1（上山ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。3着に終わった。

6月13日、中1週で迎えた32戦目は、一般A（上山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は長橋秀樹騎手（4戦0勝）。7頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。7着に終わった。

7月11日、中3週で迎えた33戦目は、一般A1（上山ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で長橋秀樹騎手（5戦0勝）。6頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。4着に終わった。

7月23日、中1週で迎えた34戦目は、文月特別（上山ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で長橋秀樹騎手（6戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。5着に敗れた。