ワットプラケオ（2012年生、母ゴールドフォイル）

ワットプラケオ（2012年5月4日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「タイの寺院名」。毛色は栗毛。種牡馬のスペシャルウィーク（当時17歳）と交配したゴールドフォイルが14歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）ビッグレッドファーム。戦績は、中央平地2戦0勝、地方31戦4勝2着2回。2014年のカペラ賞(地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

松山将樹厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2014年）

7月12日、デビュー戦は柴田大知騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は434kg。15頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず11着に終わった。

8月2日、中2週で迎えた2戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではいいところがなく15着に終わった。

8月31日、中3週で迎えた3戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、2歳（佐賀ダート1300m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るレアファルコンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

9月13日、中1週で迎えた4戦目は、2歳（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（1戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

9月28日、中1週で迎えた5戦目は、倉富隆一郎騎手を鞍上に迎えて、2歳（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

10月11日、中1週で迎えた6戦目は、竹吉徹騎手を鞍上に迎えて、2歳（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るスマートショールを自慢の末脚でアタマ差だけ差し切って2勝目をつかんだ。

10月25日、中1週で迎えた7戦目は、2歳（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は倉富隆一郎騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではしっかりと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のウールーズに1馬身の差をつけて3勝目を手中に収めた。

11月15日、中2週で迎えた8戦目は、真島正徳騎手を鞍上に迎えて、2歳地方重賞の天山賞（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鋭い脚を使えず4着に敗れた。

11月29日、中1週で迎えた9戦目は、2歳地方重賞のカペラ賞（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は竹吉徹騎手（1戦1勝）。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

12月20日、中2週で迎えた10戦目は、2歳戦のアルデバラン特別（佐賀ダート1750m 晴/不良）に出走。鞍上は山口勲騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では自慢の末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のレアファルコンに3馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

3歳（2015年）

1月2日、中1週で迎えた11戦目は、3歳戦の初夢特選（佐賀ダート1750m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（3戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、伸びてきたスターオブハピネス決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

1月18日、中1週で迎えた12戦目は、牝馬限定3歳地方重賞の花吹雪賞（佐賀ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は竹吉徹騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず4着に敗れた。

2月22日、中4週で迎えた13戦目は、3歳地方重賞の飛燕賞（佐賀ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は山口勲騎手（4戦2勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり6着に敗れた。

3月29日、中4週で迎えた14戦目は、吉田順治騎手を鞍上に迎えて、マーチ特選（佐賀ダート1400m 晴/良）に牝馬ながら53kgの斤量を背負って出走。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず5着に敗れた。

4月12日、中1週で迎えた15戦目は、牝馬限定3歳地方重賞のル・プランタン賞（佐賀ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田順治騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず5着に終わった。

5月3日、中2週で迎えた16戦目は、メイ特選（佐賀ダート1750m 雨/不良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は山口勲騎手（5戦2勝）。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では天賦の負けじ魂を発揮してゴールまで勇戦したが、4着に終わった。

5月17日、中1週で迎えた17戦目は、エメラルド特選（佐賀ダート1400m 晴/不良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は吉田順治騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びを欠き7着に終わった。

5月31日、中1週で迎えた18戦目は、3歳地方重賞のDW2015九州ダービー栄城賞（佐賀ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は竹吉徹騎手（3戦1勝）。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず6着に終わった。

6月28日、中3週で迎えた19戦目は、ムーンストーン特選（佐賀ダート1750m 晴/不良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で竹吉徹騎手（4戦1勝）。11頭立ての10番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に終わった。

7月12日、中1週で迎えた20戦目は、3歳以上C1-3（佐賀ダート1400m 曇/不良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は山口勲騎手（6戦2勝）。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではいいところがなく9着に敗れた。

7月20日、連闘で迎えた21戦目は、エトワールカップ（佐賀ダート1400m 曇/不良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は竹吉徹騎手（5戦1勝）。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったスプリングスワンに詰め切れず、7馬身差の2着となった。

8月8日、中2週で迎えた22戦目は、長崎街道轟木宿特選（佐賀ダート1750m 晴/良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は山口勲騎手（7戦2勝）。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず5着に終わった。

8月23日、中1週で迎えた23戦目は、石川慎将騎手を鞍上に迎えて、サードニックス特選（佐賀ダート1750m 晴/良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では決め手に欠いて4着に敗れた。

9月6日、中1週で迎えた24戦目は、セプテンバー特選（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で石川慎将騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びが劣勢になり7着に終わった。

9月20日、中1週で迎えた25戦目は、3歳地方重賞のロータスクラウン賞（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石川慎将騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に終わった。

10月4日、中1週で迎えた26戦目は、オパール特選（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で石川慎将騎手（3戦0勝）。11頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では決め手が足りず7着に終わった。

10月12日、連闘で迎えた27戦目は、秋涼賞（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で石川慎将騎手（4戦0勝）。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見せ場を作れず8着に終わった。

11月8日、中3週で迎えた28戦目は、3歳以上C1-3（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で石川慎将騎手（5戦0勝）。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では全く伸びず4着に終わった。

11月21日、中1週で迎えた29戦目は、ノベンバー特選（佐賀ダート1750m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で石川慎将騎手（6戦0勝）。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず9着に終わった。

12月5日、中1週で迎えた30戦目は、長崎街道塚崎宿特選（佐賀ダート1750m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で石川慎将騎手（7戦0勝）。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚に勢いがなく8着に終わった。

12月27日、中2週で迎えた31戦目は、ディセンバー特選（佐賀ダート1750m 曇/不良）に出走。鞍上は9戦連続で石川慎将騎手（8戦0勝）。9頭立ての9番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では目立つような脚を使えず8着に終わった。

4歳（2016年）

1月10日、中1週で迎えた32戦目は、長崎街道塩田宿特選（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で石川慎将騎手（9戦0勝）。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に終わった。

1月30日、中2週で迎えた33戦目は、3歳以上C1-3（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は11戦連続で石川慎将騎手（10戦0勝）。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に終わった。