ファイナルバンド（2004年生、母マネーバンドル）

ファイナルバンド（2004年6月7日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「最後の（子なので）＋母名の一部」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のスキャターザゴールド（当時7歳）と交配したマネーバンドルが24歳のときに産んだ14番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）笠松牧場。戦績は、中央平地5戦0勝、地方43戦2勝2着3回。2007年の東海クイーンカップ(牝地方重賞)で3着に入った他、2006年のウィナーズチャレンジで3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

田中正二厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2006年）

7月26日、デビュー戦は宮崎光行騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は430kg。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のリアルロマンに1馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

8月17日、中2週で迎えた2戦目は、川島洋人騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのウィナーズチャレンジ（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。7頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。3着に敗れた。

8月30日、中1週で迎えた3戦目は、2歳オープンのダンスインザダーク賞（旭川ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で川島洋人騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。7着に敗れた。

9月13日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、佐々木国明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳地方重賞のフローラルカップ（旭川ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。8着に終わった。

10月5日、中2週で迎えた5戦目は、小国博行騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのタニノギムレット賞（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。5着に終わった。

10月18日、中1週で迎えた6戦目は、2歳オープンのテイエムオペラオー賞（札幌(地)ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は川島洋人騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には食い込めず5着に終わった。

3歳（2007年）

1月21日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、小原義之騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳500万下の若菜賞（京都ダート1400m 曇/良）に出走。13頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり10着に終わった。

2月11日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳500万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小原義之騎手（1戦0勝）。15頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず14着に終わった。

2月17日、連闘で迎えた9戦目は、上野翔騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都ダート1800m 雨/良）に51kgの軽斤量で出走。12頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に終わった。

3月11日、中2週で迎えた10戦目は、3歳500万下（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は小原義之騎手（2戦0勝）。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に終わった。

3月25日、中1週で迎えた11戦目は、田村太雅騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神ダート1800m 曇/不良）に51kgの軽斤量で出走。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に終わった。

5月4日、中5週で迎えた12戦目は、戸部尚実騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の駿蹄賞（名古屋ダート1900m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走したが、4着に終わった。

5月11日、連闘で迎えた13戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸部尚実騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮したが、3着に終わった。

5月25日、中1週で迎えた14戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で戸部尚実騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では逸出した伸び脚で追い上げたが、勝ったオナチョロに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

6月13日、中2週で迎えた15戦目は、牝馬限定3歳Jpn2の関東オークス（川崎ダート2100m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で戸部尚実騎手（3戦0勝）。14頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では見せ場を作れず14着に終わった。

7月13日、中3週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた16戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で戸部尚実騎手（4戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では長く末脚を持続させて、最後は2着のミサキテンリュウを半馬身振り切って2勝目を収める

8月8日、中3週で迎えた17戦目は、牝馬限定3歳地方重賞の東海クイーンカップ（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で戸部尚実騎手（5戦1勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、3着に入った。

9月5日、中3週で迎えた18戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で戸部尚実騎手（6戦1勝）。5頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず4着に敗れた。

9月20日、中1週で迎えた19戦目は、牝馬限定のハンデ地方重賞の秋桜賞（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で戸部尚実騎手（7戦1勝）。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚が冴えず8着に終わった。

10月4日、中1週で迎えた20戦目は、3歳（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で戸部尚実騎手（8戦1勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず4着に終わった。

10月10日、連闘で迎えた21戦目は、3歳戦の白菊賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で戸部尚実騎手（9戦1勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず4着に敗れた。

11月1日、中2週で迎えた22戦目は、3歳（名古屋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は11戦連続で戸部尚実騎手（10戦1勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に終わった。

4歳（2008年）

2月22日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から15kg増やして迎えた23戦目は、山本茜騎手を鞍上に迎えて、一般C3（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に沈んだ。

3月7日、中1週で迎えた24戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、一般C2（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に沈んだ。

3月21日、中1週で迎えた25戦目は、KTK記念一発逆転で腹一盃（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

3月28日、連闘で迎えた26戦目は、なぐもゆか賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は戸部尚実騎手（11戦1勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

4月11日、中1週で迎えた27戦目は、牝馬限定の一般C5（名古屋ダート800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で戸部尚実騎手（12戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず5着に敗れた。

4月18日、連闘で迎えた28戦目は、一般C5（名古屋ダート800m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で戸部尚実騎手（13戦1勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、3着を確保した。

4月25日、連闘で迎えた29戦目は、マリオン開店記念（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で戸部尚実騎手（14戦1勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったココネオグランビアに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

5月9日、中1週で迎えた30戦目は、一般C6（名古屋ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい5着に敗れた。

5月16日、連闘で迎えた31戦目は、アーバン倶楽部杯（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は戸部尚実騎手（15戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり4着に敗れた。

5月23日、連闘で迎えた32戦目は、柿原翔騎手を鞍上に迎えて、一般C6（名古屋ダート1300m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では最後まで息が続かず8着に敗れた。

6月6日、中1週で迎えた33戦目は、牝馬限定の一般C5（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は戸部尚実騎手（16戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に敗れた。

7月6日、中3週で迎えた34戦目は、渡辺博文騎手を鞍上に迎えて、ラ・ムソン・カフェ特別（福山ダート1600m 曇/稍重）に出走。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。7着に敗れた。

7月20日、中1週で迎えた35戦目は、さるすべり特別（福山ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺博文騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。5着に終わった。

8月15日、中3週で迎えた36戦目は、門別町農業協同組合長賞（福山ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で渡辺博文騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。5着に敗れた。

9月15日、中3週で迎えた37戦目は、松井伸也騎手を鞍上に迎えて、敬老の日特別（福山ダート1600m 雨/不良）に出走。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。6着に敗れた。

9月27日、中1週で迎えた38戦目は、りんどう特別（福山ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は渡辺博文騎手（3戦0勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。4着に敗れた。

10月13日、中1週で迎えた39戦目は、おみなえし特別（福山ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺博文騎手（4戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。5着に敗れた。

10月26日、中1週で迎えた40戦目は、﨏畑雄一郎騎手を鞍上に迎えて、しずない産米「万馬券」特別（福山ダート1600m 曇/不良）に出走。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。8着に終わった。

11月24日、中3週で迎えた41戦目は、藤本三郎騎手を鞍上に迎えて、いちょう特別（福山ダート1600m 雨/重）に出走。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。最後は、勝ったチアズジョイから2馬身差の2着となった。

12月23日、中3週で迎えた42戦目は、ポインセチア特別（福山ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤本三郎騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。7着に終わった。

5歳（2009年）

1月3日、中1週で迎えた43戦目は、初笑い特別（福山ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は﨏畑雄一郎騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。7着に終わった。

1月25日、中2週で迎えた44戦目は、岡崎準騎手を鞍上に迎えて、ドリームジョッキーズカップ第二戦（福山ダート1600m 晴/稍重）に出走。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。10着に終わった。

2月8日、中1週で迎えた45戦目は、三村展久騎手を鞍上に迎えて、蕗のとう特別（福山ダート1600m 晴/稍重）に出走。9頭立ての9番人気で大外9番ゲートからスタート。9着に終わった。

2月22日、中1週で迎えた46戦目は、プリムラ特別（福山ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は藤本三郎騎手（2戦0勝）。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。6着に終わった。

3月8日、中1週で迎えた47戦目は、ムスカリ特別（福山ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は三村展久騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で大外9番ゲートからスタート。8着に終わった。

3月21日、中1週で迎えた48戦目は、アカシア特別（福山ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で三村展久騎手（2戦0勝）。9頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。8着に終わった。