モリノワールド（1997年生、母フラワークラウン）

モリノワールド（1997年4月18日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のホリスキー（当時18歳）と交配したフラワークラウンが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）キヨタケ牧場。戦績は、中央平地5戦0勝、地方10戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2002年の渡辺美奈子勤続30周年記念(一般C6イ)。

経歴

デビュー前

2歳のとき、キヨタケ牧場から「北海道5月3歳トレーニングセールサラブレッド3歳」に上場され、森田一夫によって651万円で落札された。

大和田稔厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2000年）

2月12日、デビュー戦は矢原洋一騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（東京ダート1600m 晴/良）に出走。馬体重は498kg。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が悪くなり9着に敗れた。

2月27日、中1週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で矢原洋一騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では天性の負けじ魂を発揮してゴールまで力闘したが、5着に終わった。

4歳（2001年）

4月29日、約14か月の休み明けで迎えた3戦目は、伊藤暢康騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の栗駒特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての13番人気で大外16番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、後続を2馬身以上離して、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り8着に終わった。

5月21日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、フレンドリーカップターフ（盛岡芝1600m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で伊藤暢康騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚を失くしてしまい11着に敗れた。

5月30日、連闘で馬体重を前走から18kg絞って迎えた5戦目は、斉藤正弘騎手を鞍上に迎えて、創成川特別（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。4着に終わった。

6月27日、中3週で迎えた6戦目は、スターマイン特別（旭川ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で斉藤正弘騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。8着に終わった。

7月8日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（福島ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は矢原洋一騎手（2戦0勝）。12頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり10着に終わった。

8月4日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた8戦目は、3歳以上500万下の富良野特別（札幌芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は伊藤暢康騎手（2戦0勝）。12頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、後続との差を5馬身以上確保して、ユッタリとしたペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって11着に終わった。

5歳（2002年）

9月1日、約13か月の休養明けで馬体重を前走から6kg絞って迎えた9戦目は、小国博行騎手を鞍上に迎えて、一般C5ニ（上山ダート1250m 晴/良）に出走。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。3着に敗れた。

9月16日、中1週で迎えた10戦目は、一般C6イ（上山ダート1300m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小国博行騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。最後は、勝ったエドノマックから半馬身差の2着に敗北した。

9月23日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた11戦目は、一般C6ハ（上山ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小国博行騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月15日、中2週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた12戦目は、一般C6（上山ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小国博行騎手（3戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。5着に敗れた。

10月29日、中1週で迎えた13戦目は、渡辺美奈子勤続30周年記念（上山ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で小国博行騎手（4戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のタカノウインダンスに2馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

11月10日、中1週で迎えた14戦目は、一般C5イ（上山ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で小国博行騎手（5戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。5着に敗れた。

11月26日、中1週で迎えた15戦目は、五十嵐恭平騎手を鞍上に迎えて、一般C6（上山ダート1500m 曇/重）に出走。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。3着に終わった。