ワイラニフカレテ（2008年生、母アルダナ）

ワイラニフカレテ（2008年3月30日）は、日本の競走馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のキングヘイロー（当時13歳）と交配したアルダナが18歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）隆栄牧場。戦績は、地方25戦3勝2着3回。2010年のヤングチャンピオン(地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

田嶋弘幸厩舎（金沢）へ入厩。

2歳（2010年）

8月22日、デビュー戦は中川雅之騎手を鞍上に据えて、2歳（金沢ダート900m 晴/良）に出走。馬体重は427kg。8頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず6着に終わった。

9月20日、中3週で迎えた2戦目は、2歳（金沢ダート900m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で中川雅之騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を爆発させて、最後は2着のカンタベリーウィンに1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

10月5日、中1週で迎えた3戦目は、2歳（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で中川雅之騎手（2戦1勝）。6頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず5着に終わった。

11月2日、中3週で迎えた4戦目は、2歳（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で中川雅之騎手（3戦1勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず4着に敗れた。

11月16日、中1週で迎えた5戦目は、2歳（金沢ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で中川雅之騎手（4戦1勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るシンカンタカフジを自慢の末脚でアタマ差だけ差し切って2勝目を挙げた。

11月28日、中1週で迎えた6戦目は、2歳地方重賞のヤングチャンピオン（金沢ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で中川雅之騎手（5戦2勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では電光石火の末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

12月12日、中1週で迎えた7戦目は、2歳戦のアタック戦（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で中川雅之騎手（6戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では矢のように急駛したが、勝ったヒャクマンゴクに詰め切れず、7馬身差の2着に敗北した。

12月28日、中1週で迎えた8戦目は、吉田晃浩騎手を鞍上に迎えて、2歳（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。6頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るフレアリングピュアを途轍もない末脚でクビ差だけ差し切って先頭ゴールを果たした。

3歳（2011年）

1月11日、中1週で迎えた9戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の丹頂鶴特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず6着に敗れた。

1月24日、中1週で迎えた10戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の白鳥特別（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

9月25日、約8か月の休養明けで迎えた11戦目は、3歳戦の前畑家来場記念（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は中川雅之騎手（7戦2勝）。11頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では見せ場なく11着に終わった。

10月25日、中3週で迎えた12戦目は、3歳A2（金沢ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で中川雅之騎手（8戦2勝）。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では脚を伸ばせず11着に終わった。

11月15日、中2週で迎えた13戦目は、一般C2三（金沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で中川雅之騎手（9戦2勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れる脚を使えず4着に敗れた。

11月29日、中1週で迎えた14戦目は、松戸政也騎手を鞍上に迎えて、鵜祭り特別（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには加われず5着に終わった。

12月11日、中1週で迎えた15戦目は、かぶら寿し特別（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は吉田晃浩騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で追い上げたが、勝ったタケデンヴィーナスに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

12月27日、中1週で迎えた16戦目は、C1級チャンピオン（金沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田晃浩騎手（2戦1勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚を伸ばせず4着に敗れた。

4歳（2012年）

3月18日、約2か月半の間隔を開けて迎えた17戦目は、三浦健治28年ぶり新曲記念（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田晃浩騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では全く伸びず8着に敗れた。

3月29日、中1週で迎えた18戦目は、女川町復興支援（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で吉田晃浩騎手（4戦1勝）。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず8着に敗れた。

4月24日、中3週で迎えた19戦目は、昆虫館カーニバル特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉田晃浩騎手（5戦1勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びが鈍く4着に終わった。

5月6日、中1週で迎えた20戦目は、東日本大震災復興支援（金沢ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で吉田晃浩騎手（6戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に敗れた。

5月22日、中1週で迎えた21戦目は、葛山晃平騎手を鞍上に迎えて、能登麦屋節特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら7番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に敗れた。

6月5日、中1週で迎えた22戦目は、一般B4三（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は吉田晃浩騎手（7戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では見事な伸び脚で猛追したが、抜け出したメマンチンタにクビ差届かず2着に甘んじた。

6月19日、中1週で迎えた23戦目は、赤母衣衆特別（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田晃浩騎手（8戦1勝）。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず5着に終わった。

7月1日、中1週で迎えた24戦目は、田村由馬・志緒美結婚記念（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田晃浩騎手（9戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に敗れた。

10月30日、約4か月の休養明けで迎えた25戦目は、一般B4二（金沢ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は松戸政也騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには絡めず10着に敗れた。