ポットベルーシー（1993年生、母ポットアイノレディ）

ポットベルーシー（1993年4月27日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のファストトパーズ（当時10歳）と交配したポットアイノレディが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）ポット牧場。戦績は、中央平地12戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は1997年の渥美特別(500万下)。

経歴

デビュー前

渡辺栄厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1996年）

6月29日、デビュー戦は角田晃一騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。馬体重は474kg。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚が冴えず8着に敗れた。

8月24日、中7週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（小倉芝1800m 曇/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で角田晃一騎手（1戦0勝）。15頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

9月14日、中2週で迎えた3戦目は、大塚栄三郎騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山芝2000m 雨/不良）に出走。18頭立ての5番人気で17番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場なく9着に敗れた。

10月5日、中2週で迎えた4戦目は、千田輝彦騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見所を作れず6着に終わった。

10月26日、中2週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（新潟芝2200m 外回り曇/不良）に出走。鞍上は大塚栄三郎騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を奪い、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、エルウェーウディーに半馬身交わされて2着に敗北した。

11月2日、連闘で迎えた6戦目は、4歳未勝利（新潟芝2200m 外回り小雨/不良）に出走。鞍上は千田輝彦騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、少々速いペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るセリノリファールを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

4歳（1997年）

2月8日、約3か月半の休養明けで迎えた7戦目は、5歳以上500万下の遠賀川特別（小倉芝2600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で千田輝彦騎手（2戦1勝）。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り9着に終わった。

3月9日、中3週で迎えた8戦目は、5歳以上500万下（中京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は角田晃一騎手（2戦0勝）。14頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ6着に敗れた。

3月22日、中1週で迎えた9戦目は、高橋亮騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下の渥美特別（中京芝2500m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。ハナを切り、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を弾けさせて、最後は2着のストームジェットを半馬身振り切って2勝目をマークした。

4月6日、中1週で迎えた10戦目は、5歳以上900万下の摂津特別（阪神芝2200m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋亮騎手（1戦1勝）。15頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に終わった。

4月20日、中1週で迎えた11戦目は、5歳以上900万下の紫野特別（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で高橋亮騎手（2戦1勝）。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚を伸ばせず5着に終わった。

5月11日、中2週で迎えた12戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の白川特別（京都芝2400m 外回り曇/良）に53kgの軽斤量で出走。13頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。競走中止となった。