マチカネウマジルシ（1999年生、母リトルキッス）

マチカネウマジルシ（1999年3月18日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のエリシオ（当時6歳）と交配したリトルキッスが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）千代田牧場。戦績は、中央平地39戦4勝2着2回。主な勝ち鞍は2006年の出石特別(1000万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

池江泰郎厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2002年）

2月23日、デビュー戦は熊沢重文騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は484kg。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

3月17日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、3歳新馬（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では一気に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のロングキングダムを3/4馬身振り切って初勝利を挙げた。

9月1日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から26kg戻して迎えた3戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の富良野特別（札幌芝2600m 曇/良）に出走。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に敗れた。

9月15日、中1週で迎えた4戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の積丹特別（札幌芝2600m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が鈍り9着に敗れた。

11月3日、中6週で迎えた5戦目は、3歳以上500万下（福島芝2000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は中舘英二騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚がパッとせず13着に敗れた。

12月15日、中5週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は上村洋行騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は失速してしまい6着に敗れた。

4歳（2003年）

8月17日、約8か月の休み明けで迎えた7戦目は、3歳以上500万下の知床特別（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で上村洋行騎手（2戦0勝）。15頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露し、4着を確保した。

9月6日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下の富良野特別（札幌芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で上村洋行騎手（3戦0勝）。14頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では詰めが甘くなり、5着に終わった。

9月21日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下の積丹特別（札幌芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で上村洋行騎手（4戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず11着に敗れた。

5歳（2004年）

6月19日、約9か月の休養明けで迎えた10戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館芝2000m 雨/良）に出走。13頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

7月11日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下の陸奥湾特別（函館芝2000m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で芹沢純一騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では強烈な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のブラックカフェに2馬身半の差をつけて久々に勝ち星を挙げた。

8月8日、中3週で迎えた12戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館芝2000m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では目立つような脚を使えず5着に敗れた。

9月18日、中5週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下の積丹特別（札幌芝2600m 曇/良）に出走。鞍上は芹沢純一騎手（2戦1勝）。14頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は垂れてしまい11着に敗れた。

10月10日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で芹沢純一騎手（3戦1勝）。15頭立ての7番人気で大外15番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では伸びを欠き10着に敗れた。

10月16日、連闘で迎えた15戦目は、柴原央明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚が続かず、4着に終わった。

11月13日、中3週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下の蔵王特別（福島芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は芹沢純一騎手（4戦1勝）。14頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着を確保した。

12月25日、中5週で迎えた17戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝2500m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、3着に入った。

6歳（2005年）

1月23日、中3週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（小倉芝2600m 曇/稍重）に出走。鞍上は芹沢純一騎手（5戦1勝）。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら6番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、最後はマイネルナターレと並んで4着同着となった。

2月13日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（小倉芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で芹沢純一騎手（6戦1勝）。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見所を作れず9着に敗れた。

3月26日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた20戦目は、4歳以上500万下（中京ダート2300m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で芹沢純一騎手（7戦1勝）。14頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、5着に終わった。

4月9日、中1週で迎えた21戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神芝2200m 晴/良）に出走。15頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。

4月24日、中1週で迎えた22戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の浄土平特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ伸び切れず4着に敗れた。

9月17日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた23戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の積丹特別（札幌芝2600m 曇/良）に出走。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着を確保した。

10月1日、中1週で迎えた24戦目は、3歳以上500万下の恵庭岳特別（札幌芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松田大作騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、ケイエスジェネラスにクビ差交わされて2着に惜敗した。

11月6日、中4週で迎えた25戦目は、3歳以上500万下（福島芝2600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で松田大作騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい7着に敗れた。

12月24日、中6週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた26戦目は、3歳以上500万下（中京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で松田大作騎手（3戦0勝）。13頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天賦の闘志でゴールまで勇戦し、4着を確保した。

7歳（2006年）

1月14日、中2週で迎えた27戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で松田大作騎手（4戦0勝）。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい13着に敗れた。

1月22日、連闘で迎えた28戦目は、4歳以上500万下（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は小牧太騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に敗れた。

2月11日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた29戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝2600m 曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に差を詰めて、最後は2着のアグネスハットをハナ差振り切って久方ぶりに白星を挙げた。

3月4日、中2週で迎えた30戦目は、4歳以上1000万下の淡路特別（阪神芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（1戦1勝）。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に終わった。

4月16日、中5週で迎えた31戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の白鷺特別（阪神芝2500m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では迫力のある伸びを見せたが、勝ったポップロックにねじ伏せられて1馬身差の2着となった。

4月23日、連闘で迎えた32戦目は、長谷川浩大騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の奥の細道特別（福島芝2600m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

7月8日、約2か月半の間隔を開けて迎えた33戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の出石特別（京都芝2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、やや遅いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に前との差を詰めて、最後は2着のグランプリゴールドをクビ差振り切って4勝目を手に入れた。

8月5日、中3週で迎えた34戦目は、ハンデ戦でオープンのみなみ北海道ステークス（函館芝2600m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は川田将雅騎手（2戦1勝）。15頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、4着に終わった。

10月15日、中9週で迎えた35戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下のオクトーバーステークス（東京芝2400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚が止まってしまい12着に終わった。

8歳（2007年）

1月7日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から16kg増やして迎えた36戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの万葉ステークス（京都芝3000m 外回り晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、リードを2馬身以上保って、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず5着に敗れた。

6月2日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から10kg絞って迎えた37戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の関ケ原ステークス（中京芝2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は赤木高太郎騎手（1戦1勝）。17頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では伸びあぐねて15着に終わった。

6月23日、中2週で迎えた38戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下のグリーンステークス（阪神芝2400m 外回り晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で赤木高太郎騎手（2戦1勝）。11頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に終わった。

7月15日、中2週で迎えた39戦目は、3歳以上1600万下の博多ステークス（小倉芝1800m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で赤木高太郎騎手（3戦1勝）。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が衰えて9着に終わった。