フレイムコード（2009年生、母シマノラピス）

フレイムコード（2009年2月20日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「炎の旋律」。毛色は鹿毛。種牡馬のタヤスツヨシ（当時17歳）と交配したシマノラピスが10歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）村本牧場。戦績は、中央平地38戦5勝2着4回。2015年の府中牝馬ステークス(牝G2)で4着に入った他、2012年の紫苑ステークス(オープン牝)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

谷潔厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2011年）

11月5日、デビュー戦は北村友一騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（京都芝1600m 小雨/良）に出走。馬体重は462kg。18頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では凄まじい末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のプリュムに1馬身3/4の差をつけて初白星を挙げた。

11月27日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定2歳500万下の白菊賞（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（1戦1勝）。17頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。端を取り切り、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ラシンティランテに交わされて3馬身半差の2着となった。

12月25日、中3週で迎えた3戦目は、2歳500万下（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で北村友一騎手（2戦1勝）。13頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

3歳（2012年）

1月15日、中2週で迎えた4戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンの紅梅ステークス（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。13頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

2月4日、中2週で迎えた5戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンのエルフィンステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、かなりのスローペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、サンシャインに交わされて1馬身半差の2着となった。

3月10日、中4週で迎えた6戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンのアネモネステークス（中山芝1600m 外回り曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚勢が衰えて13着に終わった。

5月6日、中7週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた7戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳500万下の矢車賞（京都芝2000m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、極端なスローペースで集団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力でしぶとく走り抜いたが、アロマティコに交わされて2馬身半差の2着となった。

5月26日、中2週で迎えた8戦目は、3歳500万下（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で国分優作騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り8着に敗れた。

6月23日、中3週で迎えた9戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝1800m 晴/良）に出走。15頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではきちんと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のマイネジャンヌをクビ差振り切って勝利をモノにする

9月8日、約2か月半の間隔を開けて迎えた10戦目は、牝馬限定3歳オープンの紫苑ステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦1勝）。17頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天性のガッツでゴールまで力闘し、3着に入った。

10月14日、中4週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下の堀川特別（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で蛯名正義騎手（2戦1勝）。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったラシンティランテにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着となった。

11月17日、中4週で迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下の衣笠特別（京都芝1800m 外回り雨/不良）に出走。鞍上は国分恭介騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

4歳（2013年）

2月23日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた13戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下の太宰府特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって13着に敗れた。

3月16日、中2週で迎えた14戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下の鎌ケ谷特別（中山芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後はタレてしまい8着に敗れた。

9月21日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた15戦目は、藤懸貴志騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝2000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後はガス欠状態になり8着に敗れた。

10月20日、中3週で迎えた16戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下の粟島特別（新潟芝1800m 外回り雨/稍重）に出走。17頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走したが、3着に終わった。

5歳（2014年）

6月21日、約8か月の休み明けで迎えた17戦目は、義英真騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神芝1800m 外回り曇/良）に52kgの軽斤量で出走。17頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、5着に終わった。

7月12日、中2週で迎えた18戦目は、Z.パートン騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中京芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、不屈のガッツで渋太く末脚を持続させて、最後は2着のダノンルージュに3馬身の差をつけて久々に美酒を浴びた。

8月3日、中2週で迎えた19戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下の三面川特別（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るセキショウをアタマ差だけ差し切って勝利を手中に収めた。

8月31日、中3週で迎えた20戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、小倉日経オープン（小倉芝1800m 曇/良）に出走。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が上がってしまい11着に敗れた。

11月15日、約2か月半の間隔を開けて迎えた21戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1600万下のユートピアステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。18頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではいいところがなく11着に敗れた。

12月7日、中2週で迎えた22戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定のハンデ戦でオープンのターコイズステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に50kgの軽斤量で出走。14頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天性の闘志でゴールまで力闘し、最後はノボリディアーナと並んで5着同着となった。

12月20日、中1週で迎えた23戦目は、小崎綾也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定のハンデG3の愛知杯（中京芝2000m 雨/重）に50kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。18頭立ての18番人気で大外18番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず12着に終わった。

6歳（2015年）

1月25日、中4週で迎えた24戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の石清水ステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は藤懸貴志騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

3月1日、中4週で迎えた25戦目は、4歳以上1600万下の関門橋ステークス（小倉芝1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で藤懸貴志騎手（2戦0勝）。14頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

3月15日、中1週で迎えた26戦目は、牝馬限定のハンデG3の中山牝馬ステークス（中山芝1800m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で藤懸貴志騎手（3戦0勝）。14頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚色が衰えて13着に終わった。

7月11日、約4か月の休み明けで迎えた27戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の五稜郭ステークス（函館芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、長く末脚を持続させて、最後は2着のロードエフォールに1馬身1/4の差をつけて制した。

8月2日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた28戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定G3のクイーンステークス（札幌芝1800m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

8月16日、中1週で迎えた29戦目は、G3のエルムステークス（札幌ダート1700m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は丸田恭介騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では末脚に勢いがなく13着に終わった。

10月17日、中8週で迎えた30戦目は、牝馬限定G2の府中牝馬ステークス（東京芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は菱田裕二騎手（1戦1勝）。17頭立ての17番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天資の勝負根性でゴールまで力戦し、4着を確保した。

11月15日、中3週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた31戦目は、ハンデG3の福島記念（福島芝2000m 晴/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で菱田裕二騎手（2戦1勝）。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はバタバタになってしまい8着に敗れた。

7歳（2016年）

1月16日、中8週で迎えた32戦目は、牝馬限定のハンデG3の愛知杯（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菱田裕二騎手（3戦1勝）。18頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は減速してしまい14着に終わった。

2月20日、中4週で迎えた33戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定G3の京都牝馬ステークス（京都芝1400m 外回り雨/重）に出走。18頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では余力が残っておらず14着に終わった。

3月13日、中2週で迎えた34戦目は、牝馬限定のハンデG3の中山牝馬ステークス（中山芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は菱田裕二騎手（4戦1勝）。16頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。最後は勢いを失って9着に終わった。

4月23日、中5週で迎えた35戦目は、牝馬限定G3の福島牝馬ステークス（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菱田裕二騎手（5戦1勝）。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚が残っておらず12着に終わった。

7月3日、中9週で迎えた36戦目は、巴賞（函館芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で菱田裕二騎手（6戦1勝）。11頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に終わった。

11月19日、約4か月半の休み明けで迎えた37戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのアンドロメダステークス（京都芝2000m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。18頭立ての16番人気で大外18番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では最後まで息が続かず16着に終わった。

12月17日、中3週で迎えた38戦目は、リゲルステークス（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（1戦0勝）。17頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では天稟のガッツでゴールまで力走し、6着を確保した。