レオエンペラー（2004年生、母コクトビューティー）

レオエンペラー（2004年3月25日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋皇帝」。毛色は鹿毛。種牡馬のジャングルポケット（当時6歳）と交配したコクトビューティーが17歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は若林順一。戦績は、中央平地21戦5勝、地方1戦0勝。2008年のマーチステークス(ハンデG3)で4着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

当歳のとき、若林武雄から「セレクトセールサラブレッド当歳」と「北海道オータムセールサラブレッド当歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。

田子冬樹厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2006年）

8月6日、デビュー戦は江田照男騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は458kg。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に終わった。

8月26日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。18頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に終わった。

3歳（2007年）

2月18日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 小雨/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で江田照男騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のトーセンゴライアスに3馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

3月17日、中3週で迎えた4戦目は、3歳500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で江田照男騎手（3戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では稲妻の如き末脚を披露したが、3着に終わった。

4月8日、中2週で迎えた5戦目は、3歳500万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で江田照男騎手（4戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るウォーターマークを凄まじい末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて勝利をモノにする

4月28日、中2週で迎えた6戦目は、3歳G2の青葉賞（東京芝2400m 雨/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は6戦連続で江田照男騎手（5戦2勝）。18頭立ての14番人気で16番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は脚勢が鈍り15着に終わった。

6月9日、中5週で迎えた7戦目は、3歳1000万下のエーデルワイスステークス（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で江田照男騎手（6戦2勝）。17頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず8着に終わった。

11月4日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた8戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下のtvk賞（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では異次元の末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のマコトスペリオルに3馬身半の差をつけて久方ぶりの実戦を制した。

4歳（2008年）

1月5日、中8週で迎えた9戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の初日の出ステークス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（7戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るメイショウゲンスイを上がり3位タイの末脚でクビ差だけ差し切って勝利を手に入れた。

2月4日、中3週で迎えた10戦目は、G3の根岸ステークス（東京ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（8戦3勝）。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に敗れた。

3月2日、中3週で迎えた11戦目は、G2の中山記念（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で江田照男騎手（9戦3勝）。16頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚勢が衰えて12着に終わった。

3月30日、中3週で迎えた12戦目は、ハンデG3のマーチステークス（中山ダート1800m 小雨/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で江田照男騎手（10戦3勝）。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では強靭な末脚を発揮し、4着に入った。

9月27日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、3歳以上1600万下のながつきステークス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で江田照男騎手（11戦3勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

11月2日、中4週で迎えた14戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の錦秋ステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

11月22日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上1600万下の銀嶺ステークス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（12戦3勝）。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

12月13日、中2週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の北総ステークス（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（13戦3勝）。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら3番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

12月28日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上1600万下の2008フェアウェルステークス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で江田照男騎手（14戦3勝）。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、5着に終わった。

5歳（2009年）

1月11日、中1週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の招福ステークス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で江田照男騎手（15戦3勝）。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入った。

2月14日、中4週で迎えた19戦目は、4歳以上1600万下の銀蹄ステークス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で江田照男騎手（16戦3勝）。15頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、ぐんぐんと終いの脚を伸ばして、最後は2着のワンダーポデリオに2馬身の差をつけて5勝目をマークした。

6歳（2010年）

2月27日、約12か月半の休養明けで迎えた20戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、千葉ステークス（中山ダート1200m 晴/不良）に出走。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら10番手で通過。直線ではいいところがなく12着に終わった。

4月3日、中4週で迎えた21戦目は、コーラルステークス（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい13着に終わった。

6月9日、中9週で迎えた22戦目は、S3のグランドマイラーズ（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は江田照男騎手（17戦4勝）。13頭立ての6番人気で大外13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に敗れた。