ニチドウシェーバー（2001年生、母シャープエフォート）

ニチドウシェーバー（2001年4月27日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋父名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のリンドシェーバー（当時13歳）と交配したシャープエフォートが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は大平牧場。戦績は、中央平地26戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2004年の3歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

小島貞博厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2003年）

10月18日、デビュー戦は村本善之騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（京都芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は442kg。18頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

11月1日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村本善之騎手（1戦0勝）。17頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、4着に入った。

3歳（2004年）

4月11日、約5か月半の休養明けで迎えた3戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神芝1600m 晴/良）に出走。18頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に敗れた。

5月1日、中2週で迎えた4戦目は、高橋亮騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。最後は、勝ったミルフォードスバルから2馬身半差の2着に敗北した。

5月23日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で高橋亮騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は勢いを失って10着に敗れた。

6月5日、中1週で迎えた6戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。18頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚色がやや鈍り、5着に終わった。

7月3日、中3週で迎えた7戦目は、田嶋翔騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、5着に終わった。

7月24日、中2週で迎えた8戦目は、小池隆生騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るカクレンボを豪快な末脚でアタマ差だけ差し切って待望の初白星を挙げた。

12月11日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は角田晃一騎手（1戦0勝）。18頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。逃げを打ち、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のピアニストを3/4馬身振り切って休み明け初戦を制した。

12月25日、中1週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は高橋亮騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では最後まで息が続かず13着に終わった。

4歳（2005年）

4月3日、約3か月半の休み明けで迎えた11戦目は、4歳以上1000万下の福島中央テレビ杯（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は田嶋翔騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に終わった。

4月16日、中1週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下のラジオ福島賞（福島芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で田嶋翔騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。最後はバテてしまい14着に終わった。

5歳（2006年）

7月23日、約15か月半の休養明けで馬体重を前走から32kg増やして迎えた13戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（函館芝1200m 曇/稍重）に出走。13頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず6着に終わった。

8月5日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で芹沢純一騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。最後は脚を失くしてしまい8着に敗れた。

9月24日、中6週で迎えた15戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は田嶋翔騎手（3戦0勝）。17頭立ての10番人気で18番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天性の負けじ魂を発揮してゴールまで力闘し、6着を確保した。

10月29日、中4週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田嶋翔騎手（4戦0勝）。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。最後は脚勢が衰えて14着に敗れた。

12月24日、中7週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田嶋翔騎手（5戦0勝）。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、5着に終わった。

6歳（2007年）

2月4日、中5週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下の鳥栖特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田嶋翔騎手（6戦0勝）。18頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを17番手で通過。直線では決め手に欠いて11着に敗れた。

3月11日、中4週で迎えた19戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で田嶋翔騎手（7戦0勝）。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では切れる脚を使えず15着に敗れた。

4月28日、中6週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた20戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は芹沢純一騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に終わった。

5月19日、中2週で迎えた21戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての12番人気で16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始6番手を追走。最後は垂れてしまい14着に終わった。

6月23日、中4週で迎えた22戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見所を作れず8着に終わった。

8月12日、中6週で迎えた23戦目は、3歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は田嶋翔騎手（8戦0勝）。14頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に終わった。

9月17日、中4週で迎えた24戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田嶋翔騎手（9戦0勝）。16頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら13番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず7着に終わった。

10月8日、中2週で迎えた25戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に終わった。

10月28日、中2週で迎えた26戦目は、3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/重）に出走。鞍上は田嶋翔騎手（10戦0勝）。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では余力が残っておらず16着に終わった。