ピアニスト（2001年生、母ミツワイーグル）

ピアニスト（2001年4月4日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「ピアニスト」。毛色は鹿毛。種牡馬のホワイトマズル（当時11歳）と交配したミツワイーグルが14歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）大栄牧場。戦績は、中央平地41戦2勝2着3回。主な勝ち鞍は2006年の3歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

矢野進厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2004年）

1月12日、デビュー戦は木幡初広騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（中山ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は400kg。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを切り、激烈なハイペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり13着に敗れた。

2月7日、中3週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が衰えて9着に終わった。

3月7日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、水出大介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に終わった。

4月4日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（福島ダート1000m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で水出大介騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではいい脚を見せられず6着に終わった。

4月25日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で水出大介騎手（2戦0勝）。15頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

5月22日、中3週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で水出大介騎手（3戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走したが、4着に終わった。

6月20日、中3週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で水出大介騎手（4戦0勝）。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では圧倒的な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のクリアライフを3/4馬身振り切って未勝利戦を制した。

7月11日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（福島芝1200m 小雨/稍重）に49kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で水出大介騎手（5戦1勝）。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、5着に終わった。

8月8日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた9戦目は、石神深一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の五泉特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く9着に終わった。

9月12日、中4週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた10戦目は、3歳以上500万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は水出大介騎手（6戦1勝）。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に終わった。

10月11日、中3週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた11戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1300m 曇/重）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で水出大介騎手（7戦1勝）。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は垂れてしまい16着に終わった。

10月24日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で水出大介騎手（8戦1勝）。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。

11月14日、中2週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で水出大介騎手（9戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、抜け出したクリノワールドにクビ差届かず2着に惜敗した。

12月11日、中3週で迎えた14戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で水出大介騎手（10戦1勝）。18頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、抜け出したニチドウシェーバーに3/4馬身届かず2着に敗北した。

12月26日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（中京芝1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で水出大介騎手（11戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

4歳（2005年）

1月30日、中4週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は石神深一騎手（1戦0勝）。18頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では末脚がパッとせず17着に敗れた。

4月10日、中9週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では速い脚を持続できず、5着に終わった。

5月1日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（3戦0勝）。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見所を作れず7着に終わった。

5月21日、中2週で迎えた19戦目は、南田雅昭騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。18頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく11着に終わった。

7月3日、中5週で迎えた20戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では終いが甘くなり、5着に終わった。

8月7日、中4週で迎えた21戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の湯沢特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天賦の闘争心でゴールまで勇戦し、3着を確保した。

5歳（2006年）

4月1日、約8か月の休み明けで迎えた22戦目は、4歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は水出大介騎手（12戦1勝）。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では鋭い脚を使えず11着に終わった。

7月1日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた23戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1200m 曇/稍重）に出走。14頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では切れる脚を使えず7着に終わった。

7月29日、中3週で迎えた24戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の閃光特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。18頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。最後は、勝ったオルガスから2馬身差の2着となった。

8月13日、中1週で迎えた25戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。最後は、2着のエイワジョリーに1馬身1/4の差をつけて久々に勝ち星を挙げた。

8月26日、中1週で迎えた26戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の飯豊特別（新潟芝1400m 曇/良）に出走。15頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、後続との差を2馬身以上キープして、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい最後はストロベリードールと並んで9着同着となった。

6歳（2007年）

3月11日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg減らして迎えた27戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の知立特別（中京芝1200m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では見せ場なく15着に終わった。

4月7日、中3週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた28戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の千葉日報杯（中山芝1200m 外回り曇/良）に51kgの軽斤量で出走。13頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が上がってしまい13着に終わった。

5月20日、中5週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた29戦目は、中村将之騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の邁進特別（新潟芝1000m 曇/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。10着に敗れた。

6月16日、中3週で迎えた30戦目は、3歳以上1000万下のさくらんぼ特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい15着に終わった。

7月1日、中1週で迎えた31戦目は、3歳以上1000万下の白河特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が悪くなり9着に終わった。

7月22日、中2週で迎えた32戦目は、3歳以上1000万下の疾風特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（2戦1勝）。15頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。8着に終わった。

8月4日、中1週で迎えた33戦目は、3歳以上1000万下の長岡特別（新潟芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く9着に終わった。

9月23日、中6週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた34戦目は、3歳以上1000万下の勝浦特別（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（4戦0勝）。15頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚にキレが無く11着に終わった。

10月13日、中2週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた35戦目は、的場勇人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下（東京芝1400m 曇/良）に出走。18頭立ての18番人気で16番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず18着に終わった。

11月11日、中3週で迎えた36戦目は、3歳以上1000万下のみちのく特別（福島芝1200m 雨/重）に出走。鞍上は木幡初広騎手（5戦0勝）。16頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に終わった。

11月24日、中1週で迎えた37戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下のセレブレイション賞（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（6戦0勝）。18頭立ての18番人気で9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では伸びを欠き16着に終わった。

12月23日、中3週で迎えた38戦目は、3歳以上1000万下のハッピーエンドカップ（中山芝1200m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で木幡初広騎手（7戦0勝）。15頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず9着に終わった。

7歳（2008年）

2月3日、中5週で迎えた39戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下の紫川特別（小倉芝1200m 雨/不良）に出走。鞍上は的場勇人騎手（1戦0勝）。18頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、17番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを15番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く17着に終わった。

2月10日、連闘で迎えた40戦目は、二本柳壮騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の周防灘特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての18番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では決め手に欠いて11着に終わった。

3月29日、中6週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた41戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の三河特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では伸びを欠き17着に終わった。