オルガス（2003年生、母Superb Lady）

オルガス（2003年8月24日）は、オーストラリアで生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。馬名の意味は「オーストラリアにある大小３６の岩からなる奇岩群」。毛色は鹿毛。種牡馬のBrahms（当時6歳）と交配したSuperb Ladyが11歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地13戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2006年の驀進特別(1000万下)。

経歴

デビュー前

森秀行厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2006年）

3月26日、デビュー戦は四位洋文騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は476kg。18頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では天賦の負けん気を発揮してゴールまで勇戦し、5着を確保した。

4月15日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端をきり、かなり厳しいペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、カルストントップオに交わされて1馬身3/4差の2着に敗北した。

5月7日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた3戦目は、G.ボス騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1400m 曇/良）に出走。18頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、5着に終わった。

6月4日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、3歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でG.ボス騎手（1戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて、最後は2着のタマモハクライに1馬身3/4の差をつけて未勝利戦を制した。

7月2日、中3週で迎えた5戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都芝1200m 曇/重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい8着に敗れた。

7月29日、中3週で迎えた6戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の閃光特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。18頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のピアニストに2馬身の差をつけて2勝目を手に入れた。

8月19日、中2週で迎えた7戦目は、3歳以上1000万下の驀進特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。最後は、2着のテイエムロマンスをクビ差制して優勝

9月23日、中4週で迎えた8戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下のトリトンステークス（中京芝1200m 晴/良）に出走。17頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が鈍り17着に敗れた。

11月19日、中7週で迎えた9戦目は、A.スボリッチ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の奥多摩ステークス（東京芝1400m 雨/良）に出走。18頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はガス欠状態になり15着に終わった。

12月10日、中2週で迎えた10戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の六甲アイランドステークス（阪神芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバテてしまい11着に終わった。

4歳（2007年）

1月6日、中3週で迎えた11戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の新春ステークス（京都芝1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての16番人気で大外16番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は一杯になって9着に終わった。

2月24日、中6週で迎えた12戦目は、4歳以上1600万下の韓国馬事会杯（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（2戦2勝）。14頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。ハナに立ち、忙しいペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて13着に終わった。

6歳（2009年）

8月15日、約30か月の休み明けで迎えた13戦目は、3歳以上1000万下の稲妻特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（3戦2勝）。13頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。11着に敗れた。