メッサージェット（2005年生、母ピアースアロー）

メッサージェット（2005年4月27日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「ドイツの戦闘機（メッサーシュミット）より」。毛色は鹿毛。種牡馬のワシントンカラー（当時11歳）と交配したピアースアローが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は赤田牧場。戦績は、中央平地5戦0勝、地方11戦1勝2着4回。主な勝ち鞍は2008年の3歳。

経歴

デビュー前

矢野照正厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2007年）

11月23日、デビュー戦は吉田隼人騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（東京ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は438kg。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚が残っておらず9着に終わった。

12月9日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始8番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい16着に終わった。

3歳（2008年）

1月19日、中5週で迎えた3戦目は、二本柳壮騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず12着に終わった。

2月2日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で二本柳壮騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚に勢いがなく11着に終わった。

2月9日、連闘で迎えた5戦目は、鈴来直人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 小雨/良）に出走。18頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい12着に終わった。

5月6日、約3か月の間隔を開けて迎えた6戦目は、山下貴光騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

5月25日、中2週で迎えた7戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で山下貴光騎手（1戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ヘクターセレブに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

6月8日、中1週で迎えた8戦目は、南谷圭哉騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではいいところがなく4着に敗れた。

6月21日、中1週で迎えた9戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は山下貴光騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したエスワンダッシュを捕まえ切れず、4馬身差の2着となった。

7月5日、中1週で迎えた10戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山下貴光騎手（3戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後はロイヤルトウコウと並んで2着同着となった。

7月20日、中1週で迎えた11戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山下貴光騎手（4戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したローランリアルトを捕まえ切れず、4馬身差の2着に敗北した。

8月2日、中1週で迎えた12戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山下貴光騎手（5戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず4着に敗れた。

8月17日、中1週で迎えた13戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で山下貴光騎手（6戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて3着に沈んだ。

8月31日、中1週で迎えた14戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で山下貴光騎手（7戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のヒョウタンカラコパに2馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

9月14日、中1週で迎えた15戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で山下貴光騎手（8戦1勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず5着に終わった。

10月5日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上C2-6（佐賀ダート1400m 雨/稍重）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。鞍上は8戦連続で山下貴光騎手（9戦1勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、粘り切れず4着に沈んだ。