エスワンダッシュ（2005年生、母エスワンプロスパー）

エスワンダッシュ（2005年3月29日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のタヤスツヨシ（当時13歳）と交配したエスワンプロスパーが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）細川牧場。戦績は、地方18戦9勝2着4回。主な勝ち鞍は2008年のトパーズ特別(C1-1)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、細川牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、満岡洋子によって315万円で落札された。

手島勝利厩舎（佐賀）へ入厩。

3歳（2008年）

6月8日、デビュー戦は鮫島克也騎手を鞍上に据えて、3歳（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。馬体重は522kg。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のスナークイプシロンに2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

6月21日、中1週で迎えた2戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克也騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のメッサージェットに4馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

7月12日、中2週で迎えた3戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で鮫島克也騎手（2戦2勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のブリザードマグナムに4馬身の差をつけて負け無しの3連勝を決めた。

7月27日、中1週で迎えた4戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で鮫島克也騎手（3戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のエイコウロードに5馬身の差をつけて負け知らずの4連勝を決めた。

8月24日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、有馬澄男騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の佐賀城特別（佐賀ダート1750m 晴/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ユキノハナカイドウに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

9月13日、中2週で迎えた6戦目は、3歳戦の高千穂峡特別（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。鞍上は鮫島克也騎手（4戦4勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ダンツキャピタルに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

9月27日、中1週で迎えた7戦目は、3歳以上C1-5（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克也騎手（5戦4勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のオールザパールをクビ差振り切って断然人気に応えた。

10月18日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上C1-3（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鮫島克也騎手（6戦5勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のディーエスアチーブに2馬身の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

11月8日、中2週で迎えた9戦目は、トパーズ特別（佐賀ダート1750m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で鮫島克也騎手（7戦6勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のダンツキャピタルをクビ差振り切って7勝目をつかんだ。

12月7日、中3週で迎えた10戦目は、3歳以上B2-4（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で鮫島克也騎手（8戦7勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のキャナレットに1馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

12月27日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上B2-3（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で鮫島克也騎手（9戦8勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ダッシュオンに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

4歳（2009年）

1月10日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上B2-2（佐賀ダート1400m 雪/良）に出走。鞍上は7戦連続で鮫島克也騎手（10戦8勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したダッシュオンを捕まえ切れず、4馬身差の2着に敗北した。

1月31日、中2週で迎えた13戦目は、3歳以上B2-3（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で鮫島克也騎手（11戦8勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のアサクサスコットをクビ差振り切って断然の支持に応えた。

3月14日、中5週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた14戦目は、3歳以上B1 B2（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は9戦連続で鮫島克也騎手（12戦9勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

4月5日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上B2-2（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は10戦連続で鮫島克也騎手（13戦9勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。

5月30日、中7週で迎えた16戦目は、初夏特別（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で鮫島克也騎手（14戦9勝）。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず11着に敗れた。

7月11日、中5週で迎えた17戦目は、長田進仁騎手を鞍上に迎えて、文月特別（佐賀ダート1750m 曇/不良）に出走。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に敗れた。

8月16日、中4週で迎えた18戦目は、田中直人騎手を鞍上に迎えて、葉月特別（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に終わった。