エリモドリーマー（1985年生、母エリモローズ）

エリモドリーマー（1985年3月22日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のサドンソー（当時10歳）と交配したエリモローズが19歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道幌泉郡えりも町、生産者は（有）エクセルマネジメント。戦績は、中央平地17戦2勝。主な勝ち鞍は1988年の4歳以上400万下(牝)。

経歴

デビュー前

大久保正陽厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1987年）

10月10日、デビュー戦は清水英次騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（京都芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は440kg。15頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。最後は一杯になって15着に敗れた。

10月24日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳新馬（京都芝1200m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で清水英次騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では全く伸びず12着に終わった。

11月15日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で清水英次騎手（2戦0勝）。11頭立ての8番人気で大外11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く6着に終わった。

11月28日、中1週で迎えた4戦目は、林満明騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 曇/重）に51kgの軽斤量で出走。7頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に終わった。

3歳（1988年）

5月1日、約5か月の休養明けで迎えた5戦目は、山本康二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。15頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではいいところがなく11着に終わった。

5月14日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で山本康二騎手（1戦0勝）。17頭立ての13番人気で大外17番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では目立つような脚を使えず14着に終わった。

6月19日、中4週で迎えた7戦目は、松田幸春騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（札幌ダート1200m 晴/重）に出走。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた8頭を交わし去り、最後は2着のウインプレジデントに1馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

7月10日、中2週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下（札幌ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松田幸春騎手（1戦1勝）。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のザオーセイウンを半馬身振り切って2勝目を手に入れた。

7月24日、中1週で迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下のまりも特別（札幌ダート1500m 晴/良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で松田幸春騎手（2戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を繰り出したが、3着に終わった。

9月11日、中6週で馬体重を前走から24kg減らして迎えた10戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の新涼特別（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で松田幸春騎手（3戦2勝）。16頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く16着に終わった。

9月24日、中1週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下の蓬莱峡特別（阪神ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で松田幸春騎手（4戦2勝）。10頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず8着に終わった。

10月8日、中1週で迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下の桂川特別（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で松田幸春騎手（5戦2勝）。13頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず13着に終わった。

10月29日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上900万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で松田幸春騎手（6戦2勝）。11頭立ての11番人気で大外11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に終わった。

11月20日、中2週で迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で松田幸春騎手（7戦2勝）。13頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず9着に終わった。

12月3日、中1週で迎えた15戦目は、須貝尚介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（阪神ダート1700m 晴/良）に出走。8頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に終わった。

12月11日、連闘で迎えた16戦目は、4歳以上900万下（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で須貝尚介騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい8着に終わった。

4歳（1989年）

1月29日、中6週で迎えた17戦目は、5歳以上900万下の平尾台特別（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は清水英次騎手（3戦0勝）。12頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず11着に終わった。